そらるの弟は睡眠と食事をよく忘れる。【歌い手/男主】

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そらるside


ツアー最終日に病院から電話があって＿＿＿＿＿
俺は○○病院へ急いだ。

○○病院に着くと＿＿＿＿＿
1人の警察官が近づいて来た。


警察官｢一ノ瀬Aさんのご家族様ですか？
今､一ノ瀬Aさんは手術中でして………お話があるので聞いて頂けますか。｣


真剣な表情で警察官が言うので､俺は近くの椅子に座って話を聞いた。


簡潔に言うと＿＿＿＿

どうやら俺達の住む家に強盗犯が入って､Aが撃退して警察を呼んだらしい。


強盗犯を警察官が連れて行こうとした時＿＿＿＿＿警察官の手から抜け､扉の鍵を閉めようとしたAの腹部を刺し抜いたらしい。

強盗犯は現行犯逮捕したが､Aの方は失血が多く急いで近くの○○病院に担ぎこまれたらしい。


今は手術中らしい。

頭に内容は入って来るが､今はAが心配過ぎて立ち上がりそうな身体を抑えている。

話は終わり警察官が頭を下げて帰って行った。

俺は手術室の前まで移動すると＿＿＿＿＿
“手術中”の赤色のランプが消えた。


するとAが乗せられ横になっている白いベッドを､看護師さん達に押されながら出て来た。

医者に呼びかけられ､Aの手術結果を聞いた。

腹部を6針して無事手術は成功したらしい。


良かった。
明日､また医者から話があるらしい。

俺はAが運び込まれた病室へ移動した。


1人部屋に運ばれたAの顔は､ベッドの側の豆電球で照らされていた。
今は黒いマスクが取られ､酸素マスクを付けている。

いつも寝不足の隈がまた濃くなっている気がする。

寝ろっていつも言ってるのに。


ツアーで回っている時も無理して､また篭ってい仕事していたのだろう。

でもちゃんと呼吸して､眠っているAの姿を見ると何だか安心した。


彼方｢本当に良かった………。
お疲れ様。今はおやすみ､A。｣


俺は呟きながらAの黒い髪を優しく撫でた。

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