ヤバい遭遇のお時間 ページ40
悠馬とサッカーを続けるまま1時間が経過した
後で気づいたんだけど、ヒロトが指定した時間の1時間前に到着してた
ごめんねヒロト
野坂｢…ちょっと疲れちゃった｣
『お疲れ、練習付き合ってくれてありがとね悠馬………って、何でスマホ構えてんの？』
野坂｢君が悠馬って呼んでくれるのがあまりにも嬉しかったから録音しようかと｣
悠馬が再生ボタンを押すと
｢付き合ってくれてありがとね悠馬｣
と、悠馬のスマホから私の声がした
『お前ぇ…！』
野坂｢ふふっ…タイミングが良すぎて、君が僕と付き合ってくれたみたいになっちゃったね｣
『今すぐ消せ！』
吉良｢…おい、何してんだ……？｣
悠馬からスマホを奪おうと掴みかかっていると
公園に到着したヒロトが、私たちを見て呆然としていた
『ヒロトいいところに！こいつのスマホ奪って！』
野坂｢君は…永世学園の吉良ヒロトくんだよね？｣
吉良｢…お前誰だ｣
野坂｢僕は野坂悠馬、突然だけどA｣
『な、んだよ…くそっ……届かねぇ…！』
スマホを持った腕を上に伸ばす悠馬
こいつ…私との身長差わかってやってるな…！
野坂｢パス｣
『ちょっ…ボール急に渡すな！
パスって……誰に…』
野坂｢吉良ヒロトくんに｣
『え…？わかった…』
吉良｢こいつにまともなパスができるわけ…｣
『ほらっ、ヒロト！』
私が蹴ったボールは、ヒロトの真正面に
おぉ…上達してる……！
野坂｢上手だね、A｣
『さっきヘッタクソって言ったの誰だよ』
野坂｢この僕が、大好きな君にそんなこと言うように見える？｣
『言ったんだよ変え難い事実なんだよ』
ボールを受け取ったヒロトは、落ちたボールを見つめる
『どう、ヒロト？私上手いでしょ』
吉良｢…なら、もう俺は必要ねぇよな｣
『へ？何言って…』
吉良｢そこまでコントロール出来るようになったんなら俺はもうお前とサッカーする必要はねぇだろって言ってんだよ！｣
ボールを手に取り、私に向かって投げながら叫んだ
『ヒロ……』
吉良｢…ここでお前とサッカーすんのは俺だけだと思ってたのによぉ｣
小さくてよく聞き取れなかった
なんでずっと俯いてるの…ヒロト
吉良｢もうサッカーにも飽きてきた頃だし…ちょうどいいのかもな｣
待って…君がサッカーを飽きたなんて言うのはこのタイミングじゃない
雷門と戦う直前なのに……
『私のせいで…物語が壊れる…！』
吉良｢じゃあな、御堂院｣
公園を去っていくヒロトを、追いかけることができなかった
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るはこ - とっても面白かったです！ヒロトや氷浦がとっても可愛いです！ (2020年12月8日 22時) (
レス) id: c60a472fe3 (このIDを非表示/違反報告)
色欲の罪ムギ(プロフ) - とても面白かったです！これからの展開や主人公の今後の絡みも楽しみです！更新頑張って下さい!!応援しています！ (2019年5月2日 0時) (レス) id: 767de012cb (このIDを非表示/違反報告)
紅想華 - 凄く面白かったです！ヒロトや野坂くんとの絡みドキドキしちゃいました！これからの展開がすごく楽しみです(^ ^)頑張ってください！ (2019年5月1日 23時) (レス) id: 2fd3e4689f (このIDを非表示/違反報告)
天馬大好き! - めっちゃおもしろいよ!!これからも頑張ってください!応援していますよ!! (2019年5月1日 6時) (レス) id: 5e52d1ba8f (このIDを非表示/違反報告)
棒人間 - おおお……おもしろい！完璧に私好みですわ最高！これからも頑張って下さい！応援しています！ (2019年5月1日 0時) (レス) id: 804948c577 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天空の巫女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時：2019年4月27日 18時
