恋慕 ページ5
僕のデビューが決まった瞬間、会場中で君だけが笑っていなかった。
1番に伝えたかったのに、1番におめでとうが聞きたかったのに
いつも秘密で会っていた場所に君の姿はなく、その日から跡形もなく僕の人生から消えた。
夢が叶って嬉しいはずなのに、どこか心にぽっかりと穴が空いたようで
埋められない心の穴に知らないフリをしていつも通りの自分を演じた。
きっと気付いてるメンバーもいるけれど、無視してくれることにこの上ないありがたみを感じながら日々を過ごす。
寝ることは大好きなのに、たまに君のことを考えると寝たくても眠れなくて
会場での覚悟を決めたような表情を思い出す。
今は自分のために身を引いてくれたんだと理解できるけれど、
当時はショックが大きすぎて、彼女を責めてた。
大好きで、大好きで、大好きで。
本当に大切で。
あの時の僕には君しか見えてなかった。
君が僕のすべてだった。
やっと思い出として心が整理できるようになってきたのに。
何でまた急に君は僕の人生に現れるんだ。
506人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カシューナッツ(プロフ) - はりやっこさん» ありがとうございます!ジュンギュとの純愛系を書きたかったのに意外と重ためになってしまいました笑 これからも更新頑張ります! (2023年2月2日 23時) (レス) id: 52bb3a2b13 (このIDを非表示/違反報告)
はりやっこ(プロフ) - ずっとジュンギュのお話を読みたかったので凄く嬉しいです!読むたびに、ドキドキしっぱなしです〜!続きも楽しみにしてます(o^^o) (2023年1月31日 22時) (レス) @page48 id: 53d6058391 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カシューナッツ | 作成日時:2022年10月29日 18時