夢か現実か ページ33
答えを出せないまま1か月が過ぎた。
その間もオーディション番組の準備は着々と進んでいた。
ジュンギュやジフンにはプロデューサーになることを提案されていることなどもちろん言えず、
曲だけが採用されたことを伝えた。
2人ともものすごく喜んでくれて、この曲を歌えるように頑張るねと約束してくれた。
それから
練習生では到底会うことのできないいわゆる大物プロデューサーと呼ばれる人と曲の編集をして
今まで話したことのないスタッフからも声をかけられるようになって
賞賛の言葉を沢山受けて。
正直嬉しくないわけがなかったし、ものすごく誇らしかった。
でも心はなぜか満たされなくて、練習で歌って踊っているときの方が何倍も楽しくて、
月末評価でも相変わらず、怒られることはなく、むしろ褒められてばかりだった。
なのに、なぜ?なんで?怒られたことはないのに、パフォーマンスでダメだと言われたことはないのに
「………ヤ、………………Aヤ」
その声にはっとする
A「ごめん、何の話だっけ…?」
そういうと分かりやすく拗ねるジュンギュ。
A「ごめんて。続き話して?」
ジュンギュ「…A、疲れてる?」
そう言って顔を覗き込むジュンギュ。
悩んでるのを悟られたくなくて下から覗き込むジュンギュの首に手を回して唇を重ねた。
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カシューナッツ(プロフ) - はりやっこさん» ありがとうございます!ジュンギュとの純愛系を書きたかったのに意外と重ためになってしまいました笑 これからも更新頑張ります! (2023年2月2日 23時) (レス) id: 52bb3a2b13 (このIDを非表示/違反報告)
はりやっこ(プロフ) - ずっとジュンギュのお話を読みたかったので凄く嬉しいです!読むたびに、ドキドキしっぱなしです〜!続きも楽しみにしてます(o^^o) (2023年1月31日 22時) (レス) @page48 id: 53d6058391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カシューナッツ | 作成日時:2022年10月29日 18時