見えない気持ち ページ13
間違いなく、幸せだった私たちに
次に事件が起こったのは3月。
지훈ジュンギュが苦しんでるから助けてあげてね。
Aどういうこと?
その会話を最後にジフンが私たちの前から消えた。
ジュンギュに聞いても言葉を濁らすだけ。
加えてジフンの言葉通り、ジュンギュまでどこか苦しそうで、会っている時間はずっとくっついてくる。
どうしたの?と聞いても何でもないと返されてぎゅーぎゅーと抱きしめられるか、キスでごまかされる。
逆に私は絶好調でこの前作った曲は編曲して練習曲にしようとまで提案された。
今の私の悩みは、ジュンギュが何に悩んでいるのか、ジフンはどこに行ったのかの2つだけだったが、
特に何か分かることもなく時間だけが過ぎていった。
ジフンのことは相変わらず分からないし、ジュンギュの様子も変わることなく、何を聞いても大丈夫だと言って聞かない。
転機はそれから大分経った6月。
たまたま通りかかった練習室で男子のAチームが練習していた。
ジュンギュ頑張ってるかなと少し耳を澄ませているとトレーナーの声が聞こえた。
トレ「ジュンギュヤ!…!…………!」
防音なのでほとんど聞こえないが、はっきり聞こえたのは彼の名前だけ。
しかも、かけられているのは良い言葉では無いと一瞬で分かる。
思わず足を止めてドア横の壁に背中を預けて何とか聞き取ろうと努力する。
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カシューナッツ(プロフ) - はりやっこさん» ありがとうございます!ジュンギュとの純愛系を書きたかったのに意外と重ためになってしまいました笑 これからも更新頑張ります! (2023年2月2日 23時) (レス) id: 52bb3a2b13 (このIDを非表示/違反報告)
はりやっこ(プロフ) - ずっとジュンギュのお話を読みたかったので凄く嬉しいです!読むたびに、ドキドキしっぱなしです〜!続きも楽しみにしてます(o^^o) (2023年1月31日 22時) (レス) @page48 id: 53d6058391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カシューナッツ | 作成日時:2022年10月29日 18時