義勇さん好き集まれ！義勇さん短編集〜 第１弾

キスしてみたら… ページ4

私から義勇さんに…、いやしてみせる！

もしかしたらこんな気持ちになれるのも、

ずっと先になってしまうかもしれない。

楽しみな気持ちと緊張感を抱きながら、義勇さんの帰りを待った。

―30分後―

義勇「今帰った。」

静かな声が聞こえて、とても嬉しい気持ちが沸き上がってきた。

それと同時に心臓が大きく脈打つ気がした。

ど、どのタイミングで…。

いや、ご飯、食べてからにしよう…。

そうやって私はどんどん引き延ばしてしまうのだろうか…。

(名前)「お、おかえりなさい。鮭大根、できてますよ。」

笑みを浮かべて、義勇さんの大好きな鮭大根の名前をだした。

すると、パァと花が咲いたみたいに口元を緩ませた。

――――っ！

義勇「どうした、苦しそうだぞ。」

義勇さんの笑みに心を打ちぬかれ、

握り拳で机を叩き叫びだしたい気持ちをグっと抑え込んでいると、

義勇さんはいつもの無表情なんだけど

凛々しい表情で私の顔を覗き込む。

(名前)「な、なんでもないですよ！
　
　 さぁさぁ、ご飯が冷めちゃいます！」

空気を無理やりにでも変えたくて、

義勇さんの背中をポンポンと押し座敷へと連れていく。


(名前)「どうですか。

　 いつも一緒に行くお店の味みたいになってますかね…。」

義勇「…美味い。毎日、食べたい。」

さっきから目をキラキラと新しいおもちゃを買ってもらった時の

幼子のように輝かせて、上手な箸使いで鮭大根を食べる義勇さん。

私はそんな義勇さんを見ているだけでお腹が一杯だった。

(名前)「義勇さん、ご飯粒…ついてますよ？」

私より年上で頼りになって大人なのに、

たまに子供っぽい一面のある義勇さんの

頬についたお米をとって口に含む。

義勇「あぁ、すまない。」

よくあることだからか、あまり表情を変えない。

私は毎回毎回ドキドキしてるのに…。


(名前)「片付けますね、また作りますから。」

コクリと頷いて、義勇さんは珍しく体の力をぬいてのんびりとしている。

そんな猫のような姿にまた胸をうたれる。

す、するなら…今？

お風呂、入ってからにしよう。

やはりまた自分に都合がいいように引き延ばしながら

綺麗にたいらげられた2人分のお皿を洗った。

お皿を洗い終わりお湯を沸かした。


(名前)「義勇さん、お風呂湧きましたよ。まだいいですか？」

肩の力がぬけ、足を伸ばし、畳に両手をついている義勇さん。

今日の任務ですごく疲れているんだろうな…。

キスしてみたら…→←キスしてみたら…

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義勇さんに○○してみた、されてみた、一緒にしてみた！

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