義勇さん好き集まれ！義勇さん短編集〜 第１弾

嫉妬されてみたら… ページ27

着慣れないドレスや食べたこともない料理に

戸惑いながらも、なんとか潜入調査を終えた私たち。

今回は貴族のパーティーにとある鬼についての情報を

もった情報屋が参加している、という噂を聞いての潜入調査だった。

潜入調査のかいがあった、情報屋の男のおかげで

少しだけ鬼の情報を手に入れることができたのだ。


宇髄「任務も終わったことだし飲みにでも行くか！

　 今日は俺の奢りでいいぜ、派手に飲め！」

隊服に再び戻った宇髄さんは笑みを浮かべそう言った。

不死川「あァ、そうさせてもらうぜェ。」

スーツにたいして「苦しい」、

そう言って嫌がっていた様子の不死川さんは

隊服に戻ったことと飲みに行くことで機嫌がいいように見える。

(名前)「早く行きましょう、お腹すきました〜！」

言葉通りお腹は減っていたが、疲れはなかった。

―帰り―

酔いつぶれて眠ってしまった不死川さんを、

屋敷に送り届けて私と宇髄さんは夜道を歩く。

揃わない歩幅は見て、思い出す。

義勇さんはいつも私に合わせて歩いてくれるよなぁ。

義勇さんは昨日からの任務が今日の朝に終わったから

今日一日は休みらしいけど、屋敷にいるかな。

もしかしてまだ怒ってるかな？

結局、今日一日考えても義勇さんの

機嫌が悪い理由は分からずじまいだった。

宇髄「なんだ、冨岡のことでも考えてんのか？」

少し先を歩く宇随さんは振り返って、私に問う。

流石だな、私分かりやすい顔してたのかな…。

(名前)「はい、じつは…。」

私は最近の義勇さんの様子について宇髄さんに相談してみた。

宇髄「如月、お前そりゃあ…。」

私の分からない義勇さんの様子について分かったのか、

宇髄さんは口を開く…がその先は言ってくれなかった。

宇髄「冨岡と同じ男として、これは如月自身が気づいた方が

　 これからのためになりそうだから言わないでおくぜ！」

え、待って！これからのためってなに!?

分からないその先の言葉が気になって、私は困惑した。

(名前)「え、どういうことですか!?ちょっと、教えてくださいよ！」

さっさと先を歩いて、曲がり角にて

『お前も派手にやらかしちまったな〜！』と

悪戯な笑みを浮かべてそう言うと、

私の視界から宇髄さんは消えてしまった。

そして再び、任務に行く前よりも最近の自分の

行動や言動を振り返ってみた。

しかし…本当に何も分からない。

そんなことをしているうちに、義勇さんの屋敷についた。

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