義勇さん好き集まれ！義勇さん短編集〜 第１弾

押し倒してみたら… ページ22

❤ ★

―義勇side―

(名前)「ぎゆうさぁん、好きれすよぉ、大好きれす…。」

義勇「――――――っ！」

俺は今回で大きなことを学ぶことができた。

(名前)には外で絶対に酒を飲ませないでおこう、

いや俺の前でもあまり飲んでほしくない。

もしまた今回のようになったら俺は――――。


―(名前)side―

(名前)「義勇さん！早く行きましょう！もう私待ちきれません！」

義勇「分かった、しかしはしゃぎすぎだ。

　 前を見て歩かないと躓いて転ぶぞ。」

義勇さんに心配されるけど、

はしゃぐのも仕方ないかもしれない。

だって久しぶりの休日なんだから。

今日はお館様が「たまには休養を。」と言ってくださったから、

2人でずっと前に行った甘味処へ行くことにした。

隊服じゃない義勇さんは新鮮でカッコいい。

もちろんいつもの隊服姿で鬼を切っている時も

強くて凛々しくてカッコいいから好きだ。

義勇「どこを歩いている、迷子になるぞ。」

色々なことを考えているせいか、

義勇さんからかなり離れたところを歩いていた。

綿毛のようにどこに行くか分からない私の手を、

迷子にならぬようにと握ってくれる私より大きな手。

私は恥ずかしいながらもその手をギュっと握り返した。


？「冨岡ァ、如月いるかァ？」

冨岡「あぁ、縁側に座っている。」

甘味を食べ終わった私は、義勇さんの屋敷の縁側で

猫のようにひなたぼっこをしていた。

すると座敷のほうで義勇さんが誰かと話している声が聞こえた。

誰か来たのかな？

私は寝っ転がるような体制からパっと姿勢を整えて座った。

ザっ、ザっと小石を踏む足音が聞こえる。

その足音はだんだんとこちらへ向かってきている気がした。

？「おォ、いやがった。」

こちらへ向かってきていたのは隊服を着た不死川さんだった。

あれ、今日は任務って聞いたんだけどな…。

(名前)「不死川さん、どうしてここに？

　 今日は任務って聞いたんですけど。」

私が問うと、不死川さんは腰辺りにある日輪刀を

カチャっと上にあげて口を開いた。

不死川「あぁ、任務は今からだァ。

　 先に任務に行っちまった宇髄からの伝言でな。

　 今日俺らの任務が終わったら飲みに行かねぇか、だとよ。

　 お前今休養中なんだってな、なら一杯ぐらい大丈夫だろ。」

不死川さんとは何回か任務でご一緒しただけで

あまり接点がなかった。

だから宇髄さんからの伝言とはいえ、

誘ってもらえたのは嬉しかった。

押し倒してみたら…→←おしらせです！

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