義勇さん好き集まれ！義勇さん短編集〜 第１弾

10月31日に一緒に過ごしてみたら… ページ17

甘露寺「うん、(名前)ちゃんはこの仮装がいいよ！」

宇髄「冨岡、お前はこれが一番派手でいいんじゃねぇか？」

別にパーティーをするわけでもないのに、

私たちは仮装やお菓子を買った。

まぁ、2人でやってもいいかな…。

それから甘露寺ちゃんと宇髄くんとは別れて、

私は自分の家へと向かった。

それから私はお母さんに一言いって、

それなりの重さの荷物を抱えて義勇くんの家へと向かった。

じつはハロウィンパーティーとかではなかったが、

今日は2人で過ごす約束をしていた。

一応彼氏彼女の関係にある私たちは、

今日と土日は義勇くんのお父さんやお母さんがいないと

いうことで2人きりでお泊り会みたいなことをしようと思う。

正直、キスから先を知らない私は

めちゃくちゃ緊張していて、

出されたお茶の味も分からないほどだった。

(名前)「ご飯は私が作るね、お世話になるし！

　 鮭大根の材料あるみたいだし、それでいいかな？」

私が自分で持ってきたエプロンをつけながら

義勇くんに問うてみると、義勇くんは目をキラキラと

輝かせてはコクコクと頷いた…かわいいな。

義勇「俺は風呂の用意でもしよう、後は頼む。」

そう言い残し、リビングのドアは静かに閉ざされた。

よし、と邪魔になる服の袖をまくり、

私は鮭大根にとりかかった。


義勇「出来上がりには時間がまだかかるだろう。

　 風呂は沸いてる、先に入ってこい。」

(名前)「え!?う、うん…ありがとう。」

お風呂、という言葉に過剰に反応してしまった

自分がとても恥ずかしくて俯きがちになりながら

お風呂の用意を持ってお風呂場に行った。

―inお風呂―

秋とはいえやっぱり夜は冷えるなぁ、

しっかりと浸かってからでたほうがいいかも。

パチャっと顔に優しく水をかけては、肩まで浸かる。

見慣れない空間をみて、私はふと気づいた。

そっか、このシャンプーとかって義勇くんが

いつも使ってるやつなんだよね。

好きな人と同じ香りってなんか嬉しいかも…

って気持ち悪いな私、やめよう。

気持ち悪いことを考えてしまう自分の

頭を冷やそうと思って、冷水を

頭からかぶろうとしたけど流石にやめておいた。

そろそろ出ようかな。

私は静かに水音をたてながら、少し火照って

重くなった体を洗面所の冷えた空気にさらした。

―inリビング―

(名前)「義勇くん、お風呂あいたよ。」

義勇「あぁ、鮭大根もまだかかる。俺も入ろう。」

義勇くんは再びリビングを後にする。

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