【鬼滅の刃】鬼と魔法使いの子はトリップして鬼殺隊に入る！！

伍拾 コブラ ページ50

お守りが光だし、そこから人の形になっていった

善逸「なにこれ、なにこれ！？どうなってんの！？
え、ミチちゃん、これ本当にお守りだよね！！？」

？？「おい、うるさいぞ」

善逸「え、誰！？」

？？「あ？俺は毒竜のコブラだ。
お前が受けた毒は俺が代わりに受けてるからな」

善逸「え、そうなの！？ってそれって」

累の兄「なら、お前はそいつの代わりに蜘蛛になるんだ！」

コブラ「は？」

累の兄「いいか、この時計の長い針が一周したときお前も蜘蛛の仲間入りだ！
針がここにくると手足に痺れが出てくる
ここに来たらめまいと吐き気が加わる
ここで激痛がして体が縮み出して失神する
そして、目覚めたときには……」

善逸(俺のせいでこの人が蜘蛛になっちゃうの！？
え、どしよう！この人、ミチちゃんの知り合いでしょ！
ミチちゃんになんて言えばいいの！？)

コブラ「ぷっ、あはははははははははははははははははははははははは」

累の兄(なぜ、こいつは笑っている？こいつ、恐怖で頭でもおかしくなったのか？)

善逸(え、どうして笑ってる？)

コブラ「聞こえてるぞ、お前の心の声
なぁ、俺は最初に言ったよな、俺は毒竜のコブラだって」

累の兄「それが一体どんな関係がある！」

コブラ「俺には毒は効かねえ、逆なんだよ。毒は俺にとっては力の源だ」

累の兄「！！そ、そんなの嘘だ！」

コブラ「聞こえてるぜ、お前の動揺、だが、うるさい
“毒竜の咆哮” ！」

累の兄「ぐわわわわわわわわ！！」

善逸(なんか、口から出した！！？なにあれ！？)

コブラ「あ？今のが魔法だ、俺は毒竜のドラゴンスレイヤーだ。
おい、蜘蛛野郎、どうだ？俺の毒は…苦しいだろうが
お前、鬼なんだろう
なら、さっさと回復してあいつと戦え」

善逸「え？おおお俺ーーー！！！
無理だよ！俺よりもコブラさんの方が！」

コブラ「あ？それだとお前はそのまんまだぜ？強くなりたいのならどんな敵にも怖がらずに進め
あと、俺は消える、
ミチに頼まれたのは毒だけだ
あとは自分の力でなんとかしろ」

バシン

善逸「痛い！！っていなくなってるし！
俺にどうしろって言うんだよ！」

累の兄「くそっ、あいつのせいで！
おい、おまえらやれ！」

善逸「イッッヤァァァ！来ないで！！」

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