ナンパも恐喝も似た様なもの ページ46
「何って、あんたに話す必要はねェ」
「……悪い事は言わない。だから、懇意にするのはやめてほしい」
「人がどうしようと勝手だろ」
「中途半端な気持ちなんて、あの子にとって足枷以外の何にもならない。辛いだけだ」
「何で、あいつはてめェにそんな事まで、決め付けられなきゃなんねーんだ。
それに俺ァ他人が惚れただ何だって、手を引くつもりは毛頭ねェよ」
「間違えてる」
いきなり現れた、殺意。
瞳孔が開ききっていて、何処ぞのマヨらーをチラつかせていけねェや。
振りかざされた左手を刀で止めた。
感情に任せ切った殺意は、酷く脆い。
「今、抜刀してたら斬れたのになァ」
そう言った瞬間、振りかざされた右手。
擦れ擦れで避けた。
「おっと。わざと気ィ逸らしてたのか」
こいつァただの坊々かと思ったが、坊々と言うより……化け物。
雰囲気がさっきとまるで違う。
「僕はね、博愛主義なんだ。誰かに一人に惚れるわけないんだよ」
「じゃあ何で、大空に執着すんでィ」
一方的に殴りかかられるばかりで、避け続けるのは私闘が禁じられているからで。
あ、でも。殴り合いならいっか。
チャイナ感覚で行けばいっか。うん。
「…Aはこんな奴の、何処に惚れたんだ」
「だから、惚れてねーってばよ」
「なんで、いきなり鳴斗?ふざけてるよね、絶対。
僕は、帆流斗派なんだけど」
そこから派閥争いが始まった。
___それが全ての全貌。
・
・
__次の日の朝。
食堂で隣に座る。誰かなんて、勿論一人しかいない。
「会った!?ま、ま、まさか…口説かれたり…」
「何で、男に口説かれなきゃなんねーんだよ」
「……も、勿論?信じてますよ、私は」
するといきなり両頬を引っ張られた。
うぉおお!!痛いけど、幸せなのはどうしてかい?!
仕舞いにはブスと罵られた…けど。
「
「え何々、そりゃ流石に酷すぎでさァ。ね、土方さん。魚の骨、喉にぶっ刺さって死ねだと」
「…そうか?俺にはそんなに、長々喋ってる様に聞こえなかったが……総悟。いっぺん、喉に刀でも突き刺してやろうか、あぁん?!」
「
「…うんうん、やれるもんならやってみろ。だと」
「輪廻転生の旅へ送ってやろうか」
仁。何をしに来たの?
隊長に一体、何のために近付いたの?
何が目的なの。
これ以上。何を奪うの。
物事には必ずしも原因が付き纏う→←消せない過去と背負っていく未来
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千の歌を歌う人(プロフ) - 十音さん» 返信が遅くなり、すみません!!ご期待に添える自信はあまりないですが、書くのがすごく楽しいので頑張ります!! (2020年2月16日 23時) (レス) id: 88ef43b3c1 (このIDを非表示/違反報告)
十音 - 千の歌を歌う人さん» すごく好きです!(この作品も千さんも)(突然の告白) (2020年1月25日 23時) (レス) id: 29ef4bacad (このIDを非表示/違反報告)
千の歌を歌う人(プロフ) - 十音さん» すごく驚きました。すごく嬉しいです! (2020年1月25日 12時) (レス) id: 1dfb43aa3f (このIDを非表示/違反報告)
十音 - 千の歌を歌う人さん» と思ったら1位だよ!!!!おめでとう!!!! (2020年1月19日 1時) (レス) id: 29ef4bacad (このIDを非表示/違反報告)
十音 - 千の歌を歌う人さん» すごっっっ!!もう去年Aなってるんだよなぁ我。あ、関連作品ランキング2位おめでとう!!!!!! (2020年1月19日 0時) (レス) id: 29ef4bacad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千の歌を歌う人 | 作成日時:2020年1月1日 1時