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Aの部屋の前
そこに居ると分かっていながら
それでも感じる憂いを押し込め
通話ボタンを押した。
「もしもし…」
「開けろ」
「えっ？また？私今お風呂…」
「いいから開けろ？」
やっと聞けたその声に
心は簡単に跳ねあがり勝手に頬がほころんだ。
ゆっくり開いたドアの隙間から見えたAは
バスタオル一枚が巻き付いているだけで
慌てて隙間から潜り込んだ。
俺だからいいものの、無防備過ぎる。
誰かに見られたらどうすんだよ。
ドアを閉め、改めて見るAの頼りない格好。
風呂の途中だという事は百も承知だが
上気した顔がたまらなくセクシーで
思わず俺も服を脱いだ。
「ちょ、何？」
「俺も入る」
「はぁ？」
慌てるAに巻きついているバスタオルを剥がし、
横抱きにしながら浴槽に身体を沈めた。
「ふぅーっ、気持ちいいーっ！」
縦並びで湯船につかるAと俺。
今更恥ずかしそうに背中を向けているけど
そのうなじがやたら色っぽい。
「A」
「なに？」
「Aーっ」
「なによ」
「Aちゃーん？」
「だから、なに？」
やっと振り向いたA。
火照った顔と潤んだ瞳が
いつも以上に色気を撒き散らしている。
慌てて顔をそらすAに
寄り掛りながら抱きついた。
「あの後、どうしたの？」
「気付いたら、剛典の家だった…」
隠そうともせず、あっさり白状したA。
それが俺たちの関係性を象徴しているようで
面白くない。
「へぇ？それでそんな顔してんの？」
身体を向き直させ
わざわざ意地の悪い言い回しをした俺は
好きな女に意地悪をする小学生と同レベルだ。
「そんな顔って何？」
俺を見下ろすAが
儚げにも、艶めかしくも見えた。
「…恋焦がれる女の顔」
本当に岩田と何もなかった？
まさかそんな事を口にする訳にもいかず、
その艶が、
俺だけの物であって欲しいと思った。
顔を出した独占欲。
そんな俺の心を知ってか知らずか
Aは俺の肩に腕を乗せ、距離を詰めて来た。
はい。限界。
逃げ道を閉ざす様に後頭部に手を廻し
やっと触れた唇に安堵する。
必要以上に熱がこもったバスルーム。
その熱を必死に求め、
その肌を夢中で感じた。
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空(プロフ) - ユキさん» ありがとうございます＾＾ライブは、このお話の030での登坂さん風に“ご想像で”です(#^.^#) (2020年1月27日 16時) (
レス) id: 7cc216fb7f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 空さんのストーリー大好きです三代目perfectyearライブは観に行く予定はありますか？私は京セラ観に行きたいけど倍率凄く高いですね(´；ω；｀) (2020年1月27日 12時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - ユキさん» 楽しんで頂ければ幸いです＾＾ (2020年1月26日 19時) (レス) id: 7cc216fb7f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 三代目メンバーのストーリー大好きです(*ゝω･*) (2020年1月26日 17時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - shireyさん» ありがとうございます(^^♪ (2020年1月26日 13時) (レス) id: 7cc216fb7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空
| 作成日時：2020年1月18日 10時
