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『成る程、だったら大先生のパソコンに転送しておこうか』
転送すべくタイプをしていると、エミさんにやんわりと手を止められる
「いえ、此方に呼んだ方がいいでしょう。分からない事があれば直ぐに質問出来る環境の方が大先生も仕事をしやすいはずです」
そう言ってエミさんはインカムを繋げると大先生を呼び出していた
大先生は数分としない内に書庫に来てくれた。どうやら書類も終わっていて暇だったらしい
「どうも〜、なんやAくん困ってるの？」
相変わらずユルい口調でワタシに茶々を入れて来るが、呼ばれた意味が分かっているのか顔つきは真剣だ
『ここ…このページだけロックが掛かってるんだ。…言語を変換したらこうなる』
「成る程ね…ちょい待ってや」
傍らに置いていた端末に翻訳後の文字を打って置いたのでそれをそのまま大先生に渡せば、彼はそのまま端末を使いメモに何かを打ち込んでいく
「……どうです？大先生、」
「これね、ロックとしては結構簡単なヤツやわ。順番入れ替えて読めば答え出てくるで」
何番目かを飛ばしたり一つ戻ったり…とかなり面倒な読み方をすれば、何とか意味のある言葉として文字を読み上げることが出来た
『希望。の名前…を、記せ………希望？』
「そう、希望。…あの研究室の希望やね」
どうやら読み解きは正解だった様で、大先生から返事が帰ってくる
「あの研究室の希望…また抽象的ですね」
「そう？結構簡単やと思うで。Aくんなら分かるやろ…失敗しても大丈夫なタイプやから、思い浮かんだのやってみ？」
エミさんとワタシが首を傾げる中、大先生だけは答えが分かっている様でワタシにそれだけのヒントしか与えてくれなかった
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サキア(プロフ) - じゅーちょーさん» 了解しました、承諾します。等の意味で使ってます (2018年6月4日 0時) (
レス) id: 4b79983a16 (このIDを非表示/違反報告)
じゅーちょー - すみません。41の「Si」ってどういう意味なんですか？ (2018年6月3日 22時) (レス) id: 684c66f772 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルカ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c9dc1e2182/
作成日時：2017年9月17日 2時
