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ロボロの話から廃ビルの内部は、一階がフロント 二階はオフィス 三階は四階の床が崩落しており登ることは出来ても瓦礫の山だと言うことが分かった
扉に鍵は掛かっておらず、簡単に侵入することができる
gloomyは常に行く場所をワタシを先導する様に少し先を飛んでいる
「gloomyは場所知っとりそうなん？」
ﾄｯと一回インカムを叩けば、ふぅん。と軽い返事が帰ってくる
恐らく予想していた答えなのだろう
gloomyは一階をスルーし、スルスルと二階への階段を登って行く。調べたい気もするがこのせっかちは許してくれないだろう
後に続けば二階に着いたが……ロボロの説明していた様なオフィスは広がって居なかった
『………ロボロ、此処の二階はオフィスではない様だ』
近くに何の気配も無いことをgloomyにも確認して貰って一応階段に身を隠した上でワタシは漸く口を開いた
上の階には何か居るような気配こそあるが、此方にあからさまな敵意は向けて来ないので大丈夫だろう
「………何やて？」
『ワタシの居た水槽に似たような物が幾つかあるが…これをオフィスとは呼ばんだろうな』
持って来ていた端末でカメラを起動し、撮った写真をロボロに送信する
簡単に言えば、二階は仕切り等が全て取り払われかなり見通しの効くがらんどうな広間になっていた
そこには幾つかの元ワタシの暮らしていた様な水槽がある………中身が空なのは不幸中の幸いだろうか
水槽の下敷きにされている書類もちらほらと確認でき、水槽自体は何らかの理由で慌てて設置された様にも見える
「…これ、もしかしたらAみたいなヤツ、若しくは合成獣とかでも作るつもりなんかな」
ワタシという成功例が居るとしても、なぜその様な実験をするのか意味が分からない。とでも言いたげなロボロの声を聞きながらワタシはふと水槽へと歩みを進めた
『恐らくそうだろうな。中身はこれから入れるとでも言った…いや、水槽の電気信号が破壊されてるな…………もしかして、』
明らかに不自然なエラーを起こして停止していた水槽を確認しgloomyを見やれば、gloomyは心配そうに此方を伺っていた
『gloomy良くやった。コレは速く壊していて正解だ』
思わず壊してしまった。とでも言った所なのかも知れないがそれはかなり良い選択だ
この水槽の状態なら１週間…いや、数日後には確実に何かが入っていた筈だ
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サキア(プロフ) - じゅーちょーさん» 了解しました、承諾します。等の意味で使ってます (2018年6月4日 0時) (
レス) id: 4b79983a16 (このIDを非表示/違反報告)
じゅーちょー - すみません。41の「Si」ってどういう意味なんですか？ (2018年6月3日 22時) (レス) id: 684c66f772 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルカ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c9dc1e2182/
作成日時：2017年9月17日 2時
