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お手伝い ページ3

陽 side
ーーーー
「これ5枚をとめればいいんですか?」
唯斗「そう!」
「了解です!」

滅多に行かない3年生のフロア。
そして先輩の教室!それと先輩の席。

唯斗「なんか楽しそうだね?こういう作業すき?」
「んー先輩がいればなんでも楽しいです!」
唯斗「そっか...!」
「はい!」

先輩は3年生で、忙しい時期に入りつつある。
就職だったり、進学だったり。
だから会える時間が無い中でこうやってたまたま時間が作れた。
よくやった僕!居眠りして偉い!

「今日先輩が夢の中に出てきました!」
唯斗「いつ寝てたのかな?」
「5限の物理!」
唯斗「こら。堂々と胸を張って言わない」
「えへ!でも、ほんとに先輩が出てきてくれて嬉しかった....!///」
唯斗「夢の中の僕は何してた?」

作業をしながら僕の話に返してくれる。
この時間が永遠に続けばいいのに。

「えっと.....」
唯斗「?」
「....抱き....しめてくれた///」

キスもされそうになったなんて、口が裂けても言えない。そんなこと言って引かれたら最悪だ。
先輩が何かを言おうと口を開けた時教室のドアが開いた。

?「...あ、ごめん邪魔した?」
唯斗「優也か...びっくりした」
「...?」
優也「その子は?1年生?」
唯斗「あ、えっと1年生の蒼井 陽くん。雑用手伝わせちゃてる」
「あ、初めまして!蒼井 陽です」
優也「....朝倉 優也です。よろしくね」
「あっ、はい!」

一瞬朝倉先輩の目が変わった気がしたけど、すぐに柔らかい笑顔に戻った為握手を求めてきた手を握り返した。

優也「で、雑用ってなんなの?」
唯斗「山本先生から明日使う資料作っとけってさ」
優也「山T仕事押し付けすぎだろ!‪w」
唯斗「まぁでも、先生も忙しいだろ?少しぐらい生徒の手も借りたくなるでしょ」
優也「...優しすぎだろ」
「.....」

山本先生はたしか3年の数学の先生。
1年生とは面識がないから話にも入れないし...何となく二人の間に入りずらい。

優也「あ、蒼井くん?もしあれだったら俺が引き受けるから帰ってもいいよ?」
「あ、えっと....」
唯斗「だーめ!今日は俺と一緒に帰るって約束したんだ」
優也「あ....そうなんだ!じゃぁお邪魔だったな!じゃぁ蒼井くん。また」
「.....はい」


肩に置かれた手に少し力が入ったのは僕の気の所為なのだろうか。


唯斗「よし。手伝ってくれてありがとう!」
「いえ!」
唯斗「じゃ、帰ろうか!」




やっぱり時間は進んでしまうよな。
名残惜しさを胸に、先輩に着いていった。

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作者名:マサ | 作成日時:2021年8月22日 0時

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