62時間目 レプリカのこと ページ8
一級戦功の報告が終わると、修は目を見開いて言った
修「僕がですか…!?」
A「…?貰って当然やないか?」
栞「Aちゃんの言う通り。敵を追い返す決め手になったわけだし、そのお陰で救助隊とかの投入が早くなって被害の拡大を防げたんだよね」
修「(それは…僕じゃなくてレプリカの…)」
暗い表情の修を気にせず、栞さんは続けた
栞「そんで後は…二級戦功が、うちからはレイジさんととりまるくん。後はA級スナイパー組の当真さん、奈良坂くん、章平くん。B級の諏訪隊と来馬隊の鋼さん。B級合同って括りで、東隊、来馬隊、荒船隊、柿崎隊、茶野隊。以上!」
そう言うと栞さんは立ち上がり、またヨロヨロと扉に向かって行く
栞「こんな感じで、取り敢えずご報告まで…。アタシは帰って寝ます…」
修「どうも…」(汗)
扉を開けた栞さんは、何かに気付いて『…おっ?』と声を出す
栞「2人とも、来たよ」
A&修「「…?」」
栞さんが開けた扉から入ってきたのは…
遊真「よう。オサム、A」
修「!空閑…!」
A「遊真やん」
空閑遊真だった
_数分後 in屋上
遊真「レプリカのことなんだけどさ」
修「…!」
遊真「しおりちゃん達が言うには…もしレプリカが死んでたら、このちびレプリカも消える筈なんだと」
その言葉に驚いたウチらに、遊真はニッと笑い掛ける
遊真「つまり、これが残ってる限り彼奴は死んでないってことだ。今日まで何日も掛けて調べて貰ったから、多分間違いない。レプリカは生きてる。アフトクラトルに行けば、きっと会える」
ちびレプを握り締めると、遊真は『…A級目指す理由が増えたな』と呟いた
修「…空閑…済まない…僕が…僕の力が足りない所為で…!レプリカが…!」
遊真「違うよ」
修が絞り出した言葉を、遊真はバッサリと斬り捨てた
遊真「俺がレプリカに言ったんだ。『オサムとチカを守れ』って。彼奴はその頼みに100%応えた。流石は俺の相棒だ。オサムが謝ることじゃない」
そう言う遊真を見て、修の目から泪が溢れ出した
修「…!ぐっ…く…」
遊真「泣くなよ」
修「…傷が痛むんだよ…」
A「いやいや…そこは認めろって」
ウチがそう言うと、黒い笑みで此方を見る遊真
なぁ待って、こういうこと前にもあった気がする(遠い目)
遊真「…ところでA、俺は『気を付けろ』と言ったはずなんだが?」(超低音)
A「アッ…気を付けた結果がこれで…仕方な((遊真「あ"?」スミマセンデシタ」
その後、遊真に滅茶苦茶説教された
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ユウ - もしや、文スト!? (2023年1月7日 17時) (レス) @page25 id: 82a331cb16 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉夜桜(プロフ) - シズクさん» 貴方が神ですか…?!そうです!ありがとうございます! (2022年1月30日 15時) (レス) id: 47f6f1a6fd (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 「作戦の全てに常識外れを混ぜろ」ってA組とE組が棒倒しで勝負するときに殺せんせーが磯貝君に言った台詞ですよね?ここでクロスオーバー要素が入ってくるの面白いです!! (2022年1月30日 14時) (レス) @page29 id: 3c69616c61 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉夜桜(プロフ) - くろ猫さん» おかしいな…天使が見えるぞ…?マジでありがとうございます!更新めっちゃ頑張ります! (2022年1月25日 0時) (レス) id: 47f6f1a6fd (このIDを非表示/違反報告)
くろ猫 - 今後も無理のない更新頑張って下さい。陰ながら応援しています(*^-^*) (2022年1月24日 23時) (レス) id: 7be101f077 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎 | 作成日時:2022年1月10日 0時