Third！元暗殺者はボーダーに

８８時間目 対策理由と乱入者 ページ37

村上「荒船を斬り倒す新人アタッカー達。そして、荒船に弧月を抜かせたチーム戦術」

『玉狛第二はかなり手強そうだからな』と言う村上先輩に『俺を噛ませっぽく言うのは辞めろ』と突っ込む荒船さん

分かんねぇ…！この２人の関係性が分かんねぇ…！(頭抱え)

村上「緑川が居てくれてちょうど良かった。対策付き合ってくれよ」

緑川「やだね！たった今負けて、ごっそりポイント持ってかれたとこだもん。今日はもうこれ以上減らせないね」

遊真「(ミドリカワが負け勘定に入れるほどの相手…)」

緑川の言葉を聞いて、村上先輩をじっと見る遊真
そんな村上先輩に今度は米屋先輩が声を掛けた

米屋「鋼さん、俺で良かったら相手しますよ〜」

村上「ありがたいけど、お前グラスホッパー使わないだろ」

申し訳なさそうに言う村上先輩の言葉に、米屋先輩は『ありゃ…そういう対策ね』と頷く

遊真「じゃあ、俺と戦ろうよ」

その一言で空気が凍った
そんな空気を知ってか知らずにか、遊真は言葉を続ける

遊真「直接対策した方が早いでしょ。此方も其方の戦い方知りたいし」

荒船「辞めとけ空閑。次の試合が不利になるぞ」

どういう事や？
１回や２回で相手の癖を覚えられるほどの学習能力が人間にあるとは思えへんけど…

米屋「うーん、口に出すのも出さねーのもフェアじゃねー感じがするな。けどまあ、荒船さんの言う通りだ。勝負は試合までとっとけよ」

遊真「ふむ…こりゃ余計に戦いたくなってきたな」

緑川「いや遊真先輩…」

A「お前マジで戦闘狂やな…」

遊真「分かってるよ」

そんな遊真の言葉に、皆が視線を向ける

遊真「よく分からんが、今戦うとこっちが損するんだろ？よーすけ先輩もあらふねさんも嘘ついてないってのは分かる。でも、だから逆に、それがなんでなのか知りたくなった」

村上「なるほど…」

なんか面白いことになりそうやなぁ…と考えたその時

糸成「おい、クラッシャー！」

A「痛っ…！お前マジで死刑や！」

ブースに糸成が乱入してきたと思ったら、急に頭を殴られる
しかも、不意打ちだったからかなり痛い

糸成「此奴は借りてく！修、遊真、今度時間空けておけ！」

修＆遊真「「…」」ﾎﾟｶｰﾝ

盛大な糸成のキャラ崩壊が起こった瞬間である()

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