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77時間目 人を救う側に ページ25

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Aは本部を駆け抜け、長官室に駆け込んだ
樫の扉を叩きつけるように開くと、その先に倒れる兄が見えた

A「兄さんっ!」

久遠「A…」

Aは久遠に駆け寄り、傷を確認した
刀は胸を貫通し、床に夥しい血溜まりを作っている
誰が見ても致命傷だった

A「こんな奴に付き合って死ぬとか…マジで馬鹿やろ…」

久遠「そうだね…」

Aの言葉に久遠は微笑む

久遠「A…言っておきたいことがある」

A「またウチを置いて行くん…!?辞めてや…まだ助かるかも…きっと助かるから…!だか((久遠「聞け」…!」

そう言って、久遠は血に濡れた手でAの手を掴んだ

久遠「お前に闇の世界は似合わない…もう二度と足を踏み入れるな。人を傷付けるのは…光の世界でも闇の世界でも同じだ。誰かを傷付けることでしか…誰かを守ることはできない…」

A「っ!兄さん…ウチはどうすればええんや…」

久遠「人を救う側になれ。その方が…幾分かは素敵だからな…」

A「…分かった、そうするわ」

久遠の表情から急激に血の気が失われつつあった
青白い顔で久遠は微笑した

久遠「そういえば…こっちの世界では…」ボソッ

手が力なく床に落ちると同時に、久遠の体が白く輝き始めた
その白い光はAのヘッドホンへと吸い込まれていく

A「え…?」

Aの黒いヘッドホンは、光沢のある白へと染まっていく
そして光が収まると…3人の人影が部屋に駆け込んできた

修&遊真「「A…」」

なにをどうすればいいのか分からないAに千佳が駆け寄る
そして、優しく抱きしめた

千佳「Aちゃん…!怖かったよね…辛かったよね…!」

A「千…佳…」

千佳「もう…1人で抱え込まないで…!」

その言葉がトリガーとなり、Aの目からは涙が溢れた
千佳にしっかりと抱きつき、まるで子供のように泣きじゃくる

A「う…ぐっ…あ…うわぁぁあぁぁあ!」

千佳「頑張ったね…Aちゃん…」

修と遊真もAに駆け寄り、頭を撫でる
静かな部屋に…Aの泣き声だけが響き渡った

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はい、オリジナルストーリー終了です!
…いやマジで意味分からん話やな←

久遠が出てきた時から、死ぬことは決まってたんですよ…
あまりにも早すぎる退場で申し訳ありませんm(_ _)m

『なんだよこの話!意味分からんぞ!』…という方はコメント欄で質問をお願いします

次から本編入ります!(…多分)←

78時間目 白トリガー→←76時間目 理由



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ユウ - もしや、文スト!? (2023年1月7日 17時) (レス) @page25 id: 82a331cb16 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉夜桜(プロフ) - シズクさん» 貴方が神ですか…?!そうです!ありがとうございます! (2022年1月30日 15時) (レス) id: 47f6f1a6fd (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 「作戦の全てに常識外れを混ぜろ」ってA組とE組が棒倒しで勝負するときに殺せんせーが磯貝君に言った台詞ですよね?ここでクロスオーバー要素が入ってくるの面白いです!! (2022年1月30日 14時) (レス) @page29 id: 3c69616c61 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉夜桜(プロフ) - くろ猫さん» おかしいな…天使が見えるぞ…?マジでありがとうございます!更新めっちゃ頑張ります! (2022年1月25日 0時) (レス) id: 47f6f1a6fd (このIDを非表示/違反報告)
くろ猫 - 今後も無理のない更新頑張って下さい。陰ながら応援しています(*^-^*) (2022年1月24日 23時) (レス) id: 7be101f077 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:林檎 | 作成日時:2022年1月10日 0時

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