257話 ページ30
弟達が話を聞いていることを確認し、一期は話し始めた。
一「楓斗様の本丸にいる薬研から話を聞いたと、昨夜加州殿が私達に言いました。主殿は少し刀剣不信になりかけている。そしてその原因は今回の件であると。」
「「「「ぁっ、、」」」」
短刀たちは泣き出しそうにし、言葉が出なかった
一「主殿の歳は心が敏感であると言いました。なので、おそらく今回の件は心にトラウマを植えてしまったのでしょう。主殿は、はっきりいいますが私達に心を開いていません」
乱「こ、心を開いてない、、、」
鯰「ぁっ、、、」
短刀たちは遂に泣き出した。
一「唯一心を開いているのは恐らくこの本丸では加州殿だけでしょう。」
一期は弟達には酷だと思いながらもしっかりと事実を全て伝えた。
信「っい、いち兄、、聞いてもいい？」
信濃は泣きながらも恐る恐る手を挙げ、一期に質問したいと言った
一「！どうしました？」
信「た、大将は朝餉の時もいつも通りだったんだ、、俺達にも普通に接してるし、、」
信濃はなぜ主が刀剣不信なのに自分たちに笑顔で接したのか聞きたかった
一「、、、いつも通りではないのですよ」
「「「「！！？」」」」
信「ど、どういうこと、、？」
信濃に限らず、他の全員も一期の言っていることが理解できなかった
一「主殿は普通に接していますが、あの笑顔は作っています。作り笑いで過ごしてましたよ」
「「「「、、、え？」」」」
五「主様は、、楽しくなかったのですか、、っ？」
五虎退の言葉に皆は絶望しきっていた
秋「ぼ、僕嫌ですよっ！主君に嫌われたくないですっ！！」ﾎﾟﾛｯ
秋田のその一言で全員が大泣きした。
誰もが主に嫌われたくない、嫌だと喚きながら
一「、、、お前たち落ち着きなさい。主殿は私達を嫌っていませんよ」
その言葉に皆は頬を濡らしながら顔を上げた
一「不信感を抱くというのは相手が嫌いだからじゃないです。主殿はただ怖がっているのです、、」
" 怖がっている "
一「私達が主殿をよく思ってないじゃないのか、また怒られるんじゃないのかと、きっとその他も色々と怖がっているのです。」
乱「そ、そんな、、、」
「「「「っ、、、」」」」
一「お前たち、自分を責めても主殿の為にはならい。自分が悪いと思っているのなら、主殿をしっかりと支えてあげなさい。それが今の私達にできる唯一のことです。」
一期の言葉を聞き、全員はただただ泣いていた
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めい(プロフ) - ほのかさん» いいえ！こちらこそありがとうございます！ (2020年5月26日 14時) (
レス) id: 7a0111daa8 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - 楽しみにしてます♪ありがとうございます！！ (2020年5月25日 23時) (レス) id: 54998f8c0d (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - ほのかさん» こちらこそリクエストしてくれてありがとうございます！燭台切さん、また出しますね♪気に入ってくれて良かったです〜！はい！頑張ります！ありがとうございます！！ﾍﾟｺｯ (2020年5月25日 21時) (レス) id: 7a0111daa8 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - みっちゃん！！ありがとうございます、とってもかっこよくて素直！！本当に素敵です！読んでいて思わずニコニコしちゃいました、本当にありがとうございます！これからも無理しない程度に頑張ってください。 (2020年5月25日 20時) (レス) id: 54998f8c0d (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - ほのかさん» 読んでいただきありがとうございます！楽しんでいただけてよかったです♪燭台切ですね！わかりました、頑張って書きたいと思います！気に入ってもらえて本当によかったです！ (2020年5月24日 20時) (レス) id: 7a0111daa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい | 作成日時：2020年5月23日 20時
