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夢の中でもユンギとはぎこちなくて。
でも、クサズみたいに無視し続けたり、
クオズみたいに怒鳴り合ったり、
かと言って手が出ることはない。
ユンギとは喧嘩らしい喧嘩をしてないと思う。
だからかな。
ちょっと喧嘩してみたいって思った。
そしたらパチって目が覚めた。
「おはよう」
SG「夕方だけどな」
寝る前と変わらないユンギに近づいて決意を固める。
「ユン、喧嘩しよ」
SG「寝言か」
「ちょっと」
SG「何だよ、一発殴れば良いのか?」
「なんて理不尽な」
幸せを追い出すみたいに、深い溜息をされる。
「この前から塩すぎない?僕抜きで楽しそうにしちゃってさ」
小さく言えば、今度はきょとん顔をされる。
「何さ」
SG「、、、別に?」
「ニヤニヤしないでよ。なんかムカつく」
SG「そう言えば、なんであの2人に教えてもらったんだよ」
「話変えられた」
SG「俺で良くね?」
「それじゃ」
意味ないんだって。
デザインの参考になることが第1の目的だけど、
ユンギの助けになりたくて、勉強を始めたんだから。
本人に教えてもらってちゃ意味ない。
それに、別の視点が身に付きそうな気がしたから。
って、言おうと思ったんだけど。
SG「何だよ」
これってもしかしてヤキモチ?
それで焼肉なんか行ったの?
「別に」
どうしよう。
嬉しくて、反射的に笑ってしまう。
SG「ニヤニヤすんな。ムカつく」
「ふふふ」
SG「殴って良いか?」
「理不尽!!」
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作者名:ソラン | 作成日時:2021年8月2日 13時