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長いフライトを終え、無事韓国に到着。
マネ「この後どうする?メンバーは今日、撮影で空けてるが、見に行くか?」
SH「いえ、宿舎に向かって下さい」
一刻も早くメンバーに会いたいのかと思っていた。
車を走らせて小1時間。
見慣れた宿舎に大きなキャリーケース2つを運ぶ。
ちなみに、彼自身の持ち物はボストンバック1つ。
SH「ヒョン、少し手伝ってくれませんか?」
マネ「お?おお」
訳も分からず返事をすると、渡されたのはイルミネーションライト。
マネ「何するつもりだ?」
SH「Surprise(サプライズ).」
含みのある笑顔に少し心臓が鳴った。
SH「リミットは4時間」
プレゼントBOXにそれぞれの土産を入れて並べる。
それらをテレビ前のテーブルに積み重ね、
飛行機で書いていたメッセージカードを差し込む。
カーテンには渡されたイルミネーションライト。
マネ「何か良い匂いするな」
キッチンではフルコース並みの料理が出来上がっていた。
SH「手伝わせてごめんなさい。ありがとうございます」
マネ「大丈夫だって」
SH「そろそろ焼き上がるので少し待ってて下さい。はいこれ、その間に」
紅茶を渡され、待っていると小さな箱を渡される。
マネ「フランス土産なら貰ったぞ?」
SH「それとは別です。我儘を聞いてくれたお礼と日頃の感謝を込めて」
細かい気遣いと小さなサプライズは英国育ちからか。
マネ「ありがとう。じゃあ俺はそろそろ行くよ」
SH「はい、ありがとうございました」
玄関まで見送ってくれた彼の頭を撫でる。
マネ「喜んでくれると良いな」
SH「はい」
ドアを閉めれば、リースがかけられている。
マネ「はは、抜かりないな」
車に戻って、今夜の彼らを想像する。
キャンドルが並べられていたから、
きっとあそこは幻想的な空間になるだろう。
手を洗うときに気付いたが、
タキシードやメイク道具があったから、
きっと彼はキメてくるだろう。
お気に入りの香水まで置いてあったんだ。
相当な気合がうかがえる。
メンバーは驚くだろうな。
居るはずのない人がサプライズを用意して待っているなんて、思ってもないだろう。
マネ「仲良いなぁ」
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作者名:ソラン | 作成日時:2021年8月2日 13時