検索窓
今日:20 hit、昨日:36 hit、合計:602,086 hit

23我儘 スヒョンside ページ42

この前、無理言ってウジに教えてもらった作詞作曲。

ホシもついてきてくれて、歌と創作ダンスまで教わった。

最初はデザインの一部になれば、と思ってた。

でも、2人から貰う刺激はそれには収まりきらなかった。

「I NEED U」をきっかけに注目度は上がった。

きっと、これだけじゃ終わらない。

いや、終わらせない。

防弾少年団の音楽が世界に羽ばたける様に、もっとたくさんの事に挑戦したい。

そんな欲が出た。



「I wanna get home(帰りたい).」



車からフランスの街並みを眺める。

カンヌは少し肌寒い。

レッドカーペットと試写会を終えて、ホテルに向かう。

もちろん、久しぶりにユヒョンや監督に会えて嬉しかったし、楽しかった。

新しい繋がりもできて、良い経験になったと思う。

でも今は、もっと大きく心動かすものを見つけてしまった。



「んーーー」

マネ「唸るな唸るな(笑)」



ルームミラー越しに目が合う。



「早く帰ってメンバーに会いたい。デザインしたい。ユンと曲作りたい」



一息で言えば、声を上げて笑われた。



マネ「まだ3日もあるぞ」

「Oh...no...残りの3日は何するんですか?」

マネ「パンPDからは休暇って言われてる」

「じゃあ帰ってもいいですか?」

マネ「ヤー。それは俺の首が飛びかねん」

「えー、、、」

マネ「今回から映像制作の方もやって、色々大変だっただろ?少し羽を伸ばせって事だよ」

「フランスで?」

マネ「旅行だと思って」

「部屋籠ってもいいですか?」

マネ「仕事するつもりだろ」

「寝るだけかもしれないじゃん」

マネ「意外と子供っぽいところあるよな」

「今は仕事したいんですー」



少しの沈黙の後、降参のため息がつかれる。



マネ「早く帰れるかは飛行機のチケット次第だからな」

「ふふ。ヒョンありがとうございます。サランへ」

マネ「全く、、、」

「パンPDには言っておきます」

マネ「頼んだ」



せっかくだからメンバーには言わないでおこう。

あー、早く帰りたい。

自然と上がる口角を隠す様に頬杖をついた。

24帰国 マネージャーside→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (196 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1087人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ソラン | 作成日時:2021年8月2日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。