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スッと笑顔が消える。
俺の場合、真顔は怖いと言われるが、
こいつの真顔は綺麗だと思う。
SH「分からなくなってきたよ」
花様年華。
人生で最も美しい瞬間に、不安が共存することが今回のテーマ。
SH「何も思い浮かばなくなっちゃって」
また笑う目元は、赤く擦った跡。
SH「難しいなぁって、、、」
「そういうテーマだからな」
SH「うん、、、。はい、できた」
「さんきゅ」
SH「Sure.」
静かな時間が流れる。
スランプ。
誰しもが陥る苦しい時期。
でも時間は待ってくれない。
ただやらなきゃいけない。
楽しいもののはずが、つまらない。
「ただ何も考えず、そのまま続けりゃいんだよ」
SH「何も、、、」
「ごちゃごちゃ考えてるから、難しいんだって」
SH「ユンらしいなぁ、、、」
「いつも通りな」
SH「うん、そうだね。やってみるよ。そうだユンギヤ。ちょっと来て」
せっかく座った俺の重い腰を上げて、ヒョナが手を引く。
SH「俺がなんでこの隅っこの部屋選んだと思う?」
「狭いとこが好きなんだろ」
SH「ヤー、、、。そうじゃないよ。ほらこれ」
そこには、赤く染まり始めた空。
太陽が顔を出す。
また1日が始まった。
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作者名:ソラン | 作成日時:2021年8月2日 13時