離れたら…縛るよ？【潤】２ (ページ9)

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【３９】　ページ9

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潤「さっ、行こうか」

A「う、うん…………………」

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ギュッと…今日もまた、痛いくらいに強い力で手を握られる

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さっきのが…冗談だとしても

すっごい、ゾクっとした。怖かった

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だって潤くん、鋭いから…結構

何でも、すぐに見破るから………私の全てが

あなたに見透かされてそうで…それがすごく怖い

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A「あっ、そうだ…潤くん、これ」

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私は、ふと思い出し、彼に袋を差し出した

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潤「ん、何、これ？」

A「昨日、貸してくれた上着だよ…ありがとう」

潤「もしかして、わざわざ洗濯してくれたの？」

A「うん…もちろんだよ」

潤「そんな気を使わなくていいのに。ありがとう」

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さっきとは、打って変わって

ものすごく…優しい笑顔を向けてくれた

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その笑顔に、さっきとは別の意味で

私の心臓は、ドキッと飛び跳ねたのだった

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嫉妬深い所は、とことん嫉妬深い

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だけど、優しい所は、すごく…優しい

そのギャップに、いつも私はドキッとしてしまう

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