離れたら…縛るよ？【潤】２ (ページ8)

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【３８】　ページ8

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A「はぁ………はぁ………潤くんっ…」

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結局、そのまま走って、待ち合わせ場所まで行き

着いた頃には、息切れがしてた

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当然、きっちりしてる彼は、もう既に来ていた

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潤「おはよう………どした？寝坊でもした？」

A「ううん…そうじゃないの………」

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本当の理由なんか…

口が裂けても、死んでも…絶対に言えない

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潤「A………何かあったわけじゃないよな？」

A「え……………………………」

潤「別に…何もなかったよな………？」

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グッと、私に顔を近づけてきて、そう言う彼に、私は思わずゾクっとした

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まるで、彼は…何もかもを見透かしてるようで

全てを、お見通しのようで…それが怖くて

彼の吸いこまれそうな目を、真っ直ぐに見れなくて

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思わず、プイって、顔を反らしてしまった

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潤「視線を反らすのは、疾しい事があるから？」

A「そ、そんな事は……………」

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彼は両手で私の顔を包み込んで、グイッと、自分の方へと向けさせる

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潤「ふふっ…何ビクビクしてんの？本当に…いちいち、可愛いな」

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そう言うと潤くんは、チュッと

わざと、音を立てて、私の額にキスをした

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