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☆弱いところ ページ33

渡辺side




今日の涼太は朝からおかしい。




まず俺より起きるのが遅かった。

お店が休みとはいえ、そんなことは滅多にない。


そして、明らかに自分のことを隠して動いている。


だから周りにはバレてないっぽいけど、バレバレだ




そういえば、昨日寝る時もいつもは「おやすみ」って一言かけてくれるのに、俺より先に寝ていた。

疲れたのかな?って思ってたけど...そういう事か...




俺は洗濯物を取りに行った涼太を欠かさず捕まえた。




宮「なに?」

「なに?じゃない。」

宮「...」

「俺が怒ってる理由、分かるよね?」

宮「...翔太には...隠せなかったか...」

「何度?」

宮「熱は微熱、37度だったから。ちょっと倦怠感があるだけ。」

「倦怠感あるなら休め。明日もあるだろうが。」

宮「...でも...」

「バレないようにやるから、まあちょっと寝不足でぐらいは言うことになるだろうけどさ」

宮「...ごめん」

「はいはい、分かったならさっさと自分の部屋もどれ」



そう言って俺は涼太を部屋に追い返した。

すると、近くで物音がした。

やべっ、これは涼太に後で怒られるか...?と思ったけど...


深「やっぱり、無理してた?」


出てきたのはふっかだったのでセーフ






何故か涼太は自分の弱いところを他人に見せたがらない。


多分、心配させたくないって言う思いが強いんだろうけど


だから無理するし、限界まで溜めちゃう。




その結果、倒れたりして余計に心配させてるの...分からないのかな




なんて思うけど、涼太の性格上無理なんだと思う。






最初はふっかにも見せてなかったぽいけど、さすがにふっかが怒ってからは頼るようになった。




深「全員に見せれたらいいのにね、って思うけど無理なんだろうな...」


「まあ、あれは小さい頃からだし、無理なんじゃない?

幼なじみとしては変わって欲しいけど、1番頼り方を知らない人でもあるから。」


深「最初聞いた時はびっくりしたけど、まあそれと性格が合わさったら無理もないよな...とは思う」







一通り話したあと、洗濯物はふっかに任せて俺は涼太の部屋に向かった。






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ぴぃ - 突然すみません。「Schneehaus」という作品が病系のお話の様ですが、こちらとシェアハウスの設定が似ている気がしました。おそらく主様の方が先にこのお話を考えられたのかなと思い報告させていただきました。 (2021年10月19日 5時) (レス) id: 0d74d06c31 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ありがとうございます!楽しみにしています! (2021年2月7日 18時) (レス) id: bd32a8802b (このIDを非表示/違反報告)
Ra.(プロフ) - 葵さん» リクエストありがとうございます!移行先で書かせていただきます!今後もよろしくお願いします!! (2021年2月7日 18時) (レス) id: 87b7a84b39 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初めまして。いきなり失礼します。リクエストなんですがdtがfkに初めて弱みを見せたお話をみたいです! (2021年2月7日 12時) (レス) id: bd32a8802b (このIDを非表示/違反報告)
Ra.(プロフ) - 綾子さん» こちらこそリクエストありがとうございました!今後もよろしくお願いします!! (2021年1月31日 17時) (レス) id: 87b7a84b39 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ra. | 作成日時:2021年1月17日 2時

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