. ページ27
.
俺のお節介かもしれないけど､
でも今の康二には"落ち着ける居場所"が必要だと思った｡
宮「俺も賛成かな｡余計なお節介かもだけど」
阿「今日すぐに決めなくてもいいしね！でも一緒に住めたら楽しいかも！！」
佐「例え住めなくても､康二とは今後も仲良くしたいな！」
たった数時間しか話してないのに､こんなにも信頼を得れてる｡
少なくとも俺とこの3人は賛成だ｡
向「でっ...でも...お部屋とか...いろいろ...」
宮「部屋なんてまだ余ってるし､人数多い方が嬉しかったりするし
何しろ､"安心出来る場所"って思ってくれるなら､それだけで俺は嬉しいかな｡」
深「ここに集まってくる人は､自然とそういう人が多いからね｡
少なからずとも､今いるメンツはみんなここを"安心出来る場所"だって思ってくれてると思う｡
それが俺の願い...うん､俺とこの家を譲ってくれた祖父の願いだと思うから｡」
2人の意見は最もだった｡
実際､俺もここに来ていろいろ変われた気がする｡
いつの間にか安心出来る場所になってたし｡
康二はしばらく考えると､涼太とふっかの方をみて話し始めた｡
向「俺な､上京できたのは嬉しかったねん｡ずっと夢だったから｡
でも...こっちには頼れる人がおらんくて...周りはみんな優しいんやけどな...上手く頼れなくて困ってたんや...
ここに来たのも､写真を撮るためっていうのもあったんやけど､ちょっと安寧を求めてたのかもしれん｡
んで､実際に来てみたらめちゃくちゃいい所で...
その上､困ってた自分を助けてくれた涼太くんと翔太くんには感謝しかないねん｡」
俺と涼太に目配せをして話を続ける｡
向「しかもここにいる人たちはみんな温かくて...なんか久々にこの温かさに触れた気がした...
っ...ここめっちゃ好きや...やからっ...俺...俺...は...
ここでみんなと一緒にいたい｡住んでみたいっ...」
話終わると康二の目から涙が止まらなくなってた｡
葛藤してたんだなって伝わった｡
宮「うん｡おいで｡」
深「ようこそ"SnowHouse"へ！」
向「っ...うん！よろしくな！！」
雪の日の数奇な巡り合わせによって
康二が新たに"SnowHouse"メンツの仲間入りをしたのだった｡
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
♡リクエストありがとうございました！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1694人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴぃ - 突然すみません。「Schneehaus」という作品が病系のお話の様ですが、こちらとシェアハウスの設定が似ている気がしました。おそらく主様の方が先にこのお話を考えられたのかなと思い報告させていただきました。 (2021年10月19日 5時) (
レス) id: 0d74d06c31 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにしています！ (2021年2月7日 18時) (レス) id: bd32a8802b (このIDを非表示/違反報告)
Ra.(プロフ) - 葵さん» リクエストありがとうございます！移行先で書かせていただきます！今後もよろしくお願いします！！ (2021年2月7日 18時) (レス) id: 87b7a84b39 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 初めまして。いきなり失礼します。リクエストなんですがdtがfkに初めて弱みを見せたお話をみたいです！ (2021年2月7日 12時) (レス) id: bd32a8802b (このIDを非表示/違反報告)
Ra.(プロフ) - 綾子さん» こちらこそリクエストありがとうございました！今後もよろしくお願いします！！ (2021年1月31日 17時) (レス) id: 87b7a84b39 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ra. | 作成日時：2021年1月17日 2時
