舞台裏 ページ28
緑side
今日9公演あった配信でのデビューライブが終わった。
最後の挨拶で七星から驚きの言葉が沢山出てきて、俺たちは豆鉄砲を食らったような顔をしてた、それはもちろん俺もしてたと思う。
辞めようと考えるのは、誰しもが通る道だとは思うし、俺だって考えた事があった。ただ、こんな近々でも考えてるとは…
シャワーを浴びて七星と一緒に楽屋に戻る途中
緑｢七星｣
藍｢ん？｣
緑｢辞めようとしてたの？｣
藍｢んー、まぁ？｣
緑｢10人になってこれからなのに？｣
藍｢んー｣
悩む様に俯き視線を合わせようとしてくれない
七星の前に周り、視線が合うように屈んで七星の目を見てみる
緑｢七星、ちゃんと言って？｣
藍｢3人が入って来て僕が努力して築き上げた物がいとも簡単にできてさ。僕がこのまま努力しても追いつけないんだろうなって思って。そうやってSnowManの足引っ張るくらいなら、お兄ちゃん達の顔に泥塗る前に辞めようと思って…｣
緑｢泥塗るなんて、そんなことないよ？｣
藍｢僕が居なくても大丈夫だろうなって。僕がやってきたこと3人が全部やってくれる…｣
こんなに沢山考えさせてたんだ…
緑｢七星…｣
藍｢でも、もう辞めはしないよ。デビューしたし。ほら、北斗も一緒だからさ。そっちにも泥塗れないし｣
なんて作った笑顔で言うから、居ても立っても居れなくて
緑｢そんな事ないよ。今までの努力は無駄になんかならないし、ななの努力は俺が俺らがちゃんと知ってる。3人の事で悩んでるかもしれないけど、七星には七星の表現力とか、ななにしか出せない雰囲気とか3人には出せない味があるんだから、そんな事言わないで｣
いつもは考えて口に出すのに、今は思った事がそのまま口から出てきて、行動にも出てたみたい。首筋に七星の少し乾いた髪が当たって擽ったい。
藍｢亮平くん泣かないで。ありがとう。そう言ってくれる人が居るだけで嬉しいよ。お兄ちゃんにそんな顔させてごめんね？｣
七星に言われて気づいた、俺泣いてたの？
緑｢弟が増えても、七星のお兄ちゃんには変わりないんだから、何かあったらすぐ頼るんだよ｣
藍｢ん、分かった。亮平くんもね？｣
緑｢俺の話は良いの｣
藍｢良くないのに。｣
なんて2人で抱き締めあいながら、静かに涙を流した
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翠 珠 。(プロフ) - 黒田天音さん» コメントありがとうございます。はい、SnowManの事大好きです´`* (2022年1月16日 7時) (
レス) id: e011f19932 (このIDを非表示/違反報告)
黒田天音 - スノーマンの事好きなんですか？ (2022年1月15日 21時) (レス) @page3 id: 4d96d7e539 (このIDを非表示/違反報告)
翠 珠 。(プロフ) - tubinさん» コメントを頂いて居たのに、気づくのが遅くなってしまい申し訳ありません。コメントありがとうございます。そう言って頂けるとこちらもとても嬉しいです。これからも頑張りますので、読んで頂けたら嬉しいです´`* (2021年9月12日 6時) (レス) id: e011f19932 (このIDを非表示/違反報告)
tubin - すごくおもしろかったです！！ 無中になって読んでました!! 続きがすごく楽しみです!! 応援してます!! これからもがんばってください！！ (2021年8月27日 10時) (レス) id: 73a03e30c5 (このIDを非表示/違反報告)
翠 珠 。(プロフ) - わたるんさん» コメントありがとうございます！本当ですか？！そう言って頂けてとても嬉しいです！そうなんですね…卒業は寂しいですけど、さよならは通過点なのでこの先も沢山活躍してくれる事を祈るばかりですね´`* (2021年5月11日 8時) (レス) id: e011f19932 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠 珠 。 | 作成日時：2020年4月26日 14時
