Dia nevado．IV

１２４ ページ5

.





ーーーーーーーーーーーーーー



高『阿部ちゃんは一緒にいると思うよ。』



ーーーーーーーーーーーーーー







亮平くんが信頼してる優吾くんの言葉


なんと引っかかりもなくストンって心に落ちた気がした




ふっかさんの言葉が信じられないとかじゃない

むしろふっかさんに、助けてもらわなかったら私は弱いままだから
(今も強いわけじゃないけどね。)







昨日、私は明日話すって言っちゃってるし


全部話そう...。

亮平くんにも、みんなにも。







高｢土曜日だと結構人いるね〜｣

｢運転、ありがとう。｣

高｢いえいえー。...大丈夫？｣





その大丈夫がどっちの意味か、


問うまででもないですよね(笑



｢うん。決めた。｣


高｢ははっ。やっぱりゆーちゃんは強い人だよ。｣


｢...？｣




運転席の優吾くんの顔は見れなかったけど、


一瞬優吾くんじゃないみたいだった




...いや、気の所為よね。





高｢このまま、今日の夜俺が送ってくから...、阿部ちゃんに怒られたら助けてね？｣


｢亮平くん怒らないでしょ(笑。｣


高｢ゆーちゃん、怒るよ。彼は...(笑｣




高｢とりあえず家向かうね。しっかり休んで、時間になったらまた迎えに行くから。｣


｢重ね重ねご迷惑を...。｣


高｢ありがとうの方が嬉しいなー。｣


｢...ありがとうございます！｣


高｢ひゃははっ！どーいたしまして(笑。｣







お家に帰ったら何を話すかまとめておかないと...

...


楽しみ、だなんて不謹慎かもしれないけど

会えるの楽しみって感じてしまうよ。









。。。


高｢...すげーなぁ。前向いて歩くって、いつまでもできねぇ俺はなにしてんだろーな...(笑。｣





高く広がる空に独りごちたその言葉は、

誰も拾ってくれないんだよなぁ...(笑

１２５-purple-→←１２３-green-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す