Dia nevado．IV

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-meguro-





少し前まで落ち込んでてテンションも低めだった阿部ちゃんだったけど


まじで最近の阿部ちゃんは頗る機嫌がいい




阿部ちゃんだけじゃなくて、

ラウールも




学力的に頭良くない俺だけど、なんとなーく気づいちゃったんだよね


気づきたくなかったことに







きっと俺と阿部ちゃんの想い人は同じ人



俺の憶測でしかないけど、昔から知り合いだった2人だよね




...なーんだ。

最初から入る隙なんてなかったんだな。


告らなくてよかった。


俺だけの中で終わらせ...られねーじゃん(笑


そういや、こーじくんと翔太くんも知ってんじゃん(笑





佐｢...かよ。｣


深｢...ベタ惚ｰｰ。ほんｰｰあのーーは...(笑｣

佐｢知ｰｰいやつらにいつ説明するでｰｰ。｣

深｢頭から抜けてるだろ(笑。｣

佐｢ま、だよな(笑。｣




ふっかさんと佐久間くん...。

なんの話し？




深｢まー、Aちゃんが遠慮しまｰｰｰｰ...。｣

佐｢ですよねー！！｣



...A...？？

ふっかさん、Aちゃんって言いました？


なんでふっかさんもその名前を知ってるの？



佐久間くん...。





佐｢俺らも会いに行くでやんすかー？｣

深｢そーだな。てかそろそろ退院じゃね？｣



は？退院？


｢...たいいんって？｣


向｢なんや急に(笑。どした？めめ。｣


｢あ、いや。なんでもない。｣




俺の知ってる｢たいいん｣なら...


Aちゃんはどこか悪いの？

あの日会った時からなにがあったんだよ




...俺、何も知らないよ...。





佐｢めーめ。俺とちょっと話さない？｣

｢佐久間くん...。｣

佐｢にゃははははっ！そんな顔すんな。ほれ、話す？話さない？｣

｢はな、す...。｣




明るく太陽のような笑顔で、いつも俺を包んでくれるから
俺より小さな、だけどでっかい背中のお兄ちゃんに頼ってしまうんだよなぁ。

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