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130-green- ページ11

-Abe-







雪「...明日起きないかもしれないんだよ...。このあと数時間後に倒れるかもしれない。...一緒になんていられる確率は少ないんだよ。」


雪「私は、亮平くんの『憧れ』を見届けるために生きてるの...!私は...亮平くんの道の障害になる...」







...Aは、全部俺のことを考えてくれてんの?



その選択をするのも、

きっとその言葉もこの状況にならないと表に出さなかった事だよな








...そうだった


頭の良い、機転の利くAだ。


俺がまだまだ無名のあの頃も


今後何時如何なる時にどうなるか分からないからって



恋人っていう関係を公にしなかったし


写真なんていう記録媒体もほとんどないはずだ





現に俺が持っている当時の思い出は

あのマフラーと、1枚の写真






...今回も最善?



ごめん、...俺それは無理だ。




だってA、俺のこと好きじゃん。

なんで諦めなきゃならねーんだよ。



大人になった俺だけど、ここはガキのままいかせてもらう...


世間がどう言おうと俺の大切な人はこの人だから



支えられるくらいの力はつけてきた




「...Even if I knew that tomorrow the world would go to pieces, I would still plant my apple tree.」



全−阿「え?」「は?」


「知ってる?ルターの言葉なんだ。訳すと『たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える。』」


佐「なんで滅亡すんのに植えんのよ。」


「そこなんだよ。この言葉は、俺は明日を信じるものだと捉えるんだ。所謂希望みたいなね。」




高「希望、か...。」







絶望するからなんだって話なんだよ。

今日何か出来るなら、今日掴めるものがあるなら、今日笑えなかったら



未来はもっと絶望だろ?




「A、未来を、この先を見る事も間違ってない。だけどそれで今は?Aの今はどうなるの。」



まこと勝手なことを言ってるのは承知の上。


Aの4人から何発だってくらう覚悟だから。



手を離したのは俺だけど、、、


「俺さ、4パーセントの扉開けたんだぜ。手術成功率がどのくらいか分からないけど...、ご利益大きいよ。」


「めっちゃ頑張ってきたの伝わるけど...、お願い、諦めないで生きてほしい。また俺と頑張ってほしい...。」








かのルターが謳ったように


少しの可能性にかけてもいいだろう...?

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No.07(プロフ) - かなさん» コメントありがとうございます!一気読みしていただいて、嬉しいです♪お楽しみにしていただいてるのに更新止めてしまっていて申し訳ありません...。時間かかっても更新していきますので、もう暫くお待ちください! (2020年3月22日 22時) (レス) id: 1ed73bc575 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - はじめまして。一気読みしました。亮平くんに早く幸せになってもらいたくてとても続きがきになりました!お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください。 (2020年3月22日 19時) (レス) id: cf09c904b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:No.07 | 作成日時:2020年2月26日 23時

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