君がいなくなっても-2-

094. ページ48

・





1人になった部屋で大きくため息をついた





『...いるよね、彼女ぐらい。』





松村「...さっき深澤くんとすれ違ったけど。」





『ほくと。』





松村「送ってもらったの？」





『...うん。』





松村「で、彼女に会いに行くって？」





『女の人の名前だっだもん...。』





松村「はいはい。泣くならおいで。」





私と北斗の関係は、普通の恋人じゃない





こんな関係になったのは私がSnow Manに加入して半年がたった頃のこと





ずっと、ずっと、たつくんのことが好きだった





一緒にレッスンするようになってから、他のJrからも批判を受けていた私のことを守ってくれて、その優しさに惹かれた





けどSnow Manに加入してから、彼女がいることを知った





それでもたつくんの優しさは変わらなくて、どんどん好きになって...





でもそんなある日、2人で買い物に行く所を週刊誌に撮られ、それ以降グループ内恋愛禁止というルールが出来た





深澤「Aのことは大切なメンバーだから恋愛とかそういうの考えられない。」





その言葉が辛くて、ひとりで泣いていたところを助けてくれたのが北斗だった





北斗は私の事好きだって言ってくれて、私の気持ちがたつくんにあることを知った上で居場所をくれた





松村「辛い時だけ俺のところに来ればいいじゃん。それでいい、深澤くんのこと好きでいいから俺のとこいてよ。」





最低な女だよね、たつくんに気がありながら北斗の元に帰る





仕舞いには体まで求めて





松村「俺がAに依存してんの。」





なんて言うけど、私が北斗に依存してて、自分が楽な方へ逃げてるだけなんだよ、、、？

095.→←093.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す