君がいなくなっても-2-

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深澤辰哉side



Aが見に来ていたという衝撃を受けた翌日。



メンバー全員で集まった。



理由はもちろん、Aからの手紙を読むため。



阿部「ふっかが読みなよ。」



「...おれ？」



宮舘「うん。それがいいね。」



少し震える手で、手紙を開いた。



「Snow Manへ


デビューおめでとうございます。


...少し他人行儀かな？


本当におめでとう。


デビューの話は滝沢くんから、少し前に聞きました。


私も嬉しかった。


大好きなメンバーのデビューこんなに嬉しいんだなって思ったよ。


そして1年前、急にいなくなってごめんなさい。


辛い思いさせてごめんね。


いつかちゃんとみんなと話せたらいいな。


あと少しだけ、時間をください。


ちゃんとみんなに伝えるから。


まずは心から、デビューおめでとう。


ずっとSnow Manのこと、大好きだよ。



P.S.

滝沢歌舞伎も、横アリもサマパラもとてもいいステージでした。


9人のSnow Man、いいグループになってほんとよかったね。


ずっと心の中にいるって言葉嬉しかったよ。


Aより」



頬にゆっくりと涙が伝う。



渡辺「見に来てた、ってこと？」



岩本「それか記録用で撮ってたやつ見たのか、」



向井「でも、心の中にって発言は、」



佐久間「滝沢くんから聞いたのかな。」



目黒「いつか話せたら、ってことは会えるんですかね。」



ラウ「僕、そういえばだけどほとんど話したことないや。」



「俺らも、知らないことだらけだよ。Aのこと。」




Aに会える日...




早く来ねぇかな。

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