君がいなくなっても

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深澤辰哉side



9人体制の発表をして、やっぱり批判の声もあがった。



それでも、Snow Manは9人で...



阿部「ふっか？」



「ん？」



岩本「お前泣いてんの？」



照が近くのタオルを投げて渡す。



「...っごめん、」



3人はまだ撮影中で戻ってこない。



渡辺「...分かるよ。」



宮舘「まぁね、大切な存在だし。」



佐久間「7人に戻る...じゃなくて9人だもんな。」



3人を迎え入れたことに後悔はしてない。



けど、きっとこの数字が、9人ってのが一生変わらない。



つまり、10人になることは無いという現実が辛かった。



阿部「別に思い出していいんじゃない？AがいたSnow Manがあって、今のSnow Manがあるんだし。」



「...うん。ありがと。」



しばらくすると3人も戻ってきて、次の仕事、滝沢歌舞伎zeroの打ち合わせに向かった。



そこで俺らは新たな曲を頂いた。



Make It Hot



そして



ひらりと桜



特にひらりと桜は印象的だった



どこが！という訳じゃなくて、ただただ歌詞がとても好きだなって思った。



優しい、けど決意も含まれている感じがして新生Snow Manの始まりにとてもあった曲だと思った。



それはほかのメンバーも感じただろう。



「...あの、ひらりと桜の作詞者さんって...。」



作曲者のみ書かれ、作詞者の名前が無いことに違和感があった。



滝沢「それは、もっとお前らが大きくなった時に知った方がいいと思うぞ。」



岩本「...何年後かに知った方が、俺らにとって意味を成すってことですか？」



滝沢「うん。今知っても意味はあるけど、今回はただ全力でこの曲を全うして自分たちの物にして欲しいかな。」



何か大きな意味がある【ひらりと桜】をSnow Manの物にすべく、稽古が始まった。

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