油断 ページ35
リ「どう？転職活動は？」
『うん、順調かな。』
元カレに職場もバレてるし、私は今まで働いていた職場を退職した。
任されていた特集も引き継ぎも無事終わり、今は転職活動中だ。
『編集の仕事は大好きだし、これからも続けていきたいから転職…とは言っても編集者として働くつもり！』
リ「そっか。」
リナは安心したような笑顔を浮かべている。
深「でも、翔太が彼氏ならさ、Aちゃん働かなくてもいいんじゃない？」
「養ってやれよー」と翔太さんの肩をバシバシと叩く深澤さん。
渡「いたぁ…ふっか、飲み過ぎ。」
リナは容赦なく深澤さんの空になったグラスにお酒を注いでいく。
飲ませるだけ飲ませて、静かにさせようっていう魂胆なんだろうな、きっと……
ワイワイ騒いでいると、
深澤さんがテレビ台からライブのDVDを発掘してきて、今より少し若いSnow Manのライブを観たり。
康二くんと佐久間さんがいきなり歌い出したり、踊り出したり出したり…
それはもう、たくさん笑った。
気がつけば時間は22:00を過ぎていて。
未成年のラウールくんはお家に帰らなければいけない時間になっていた。
ラ「もうちょっと一緒にいたかったなあ」
玄関先でぎゅーっと抱きついてくるラウールくん。
あぁ、なんだか大きい尻尾が見える。
目「ラウ、離れろって。」
べりっと私とラウールくんを引き剥がした蓮くんはちょっと怒っている？様子だった。
『ラウールくん、またおいで？』
ラ「ぜっったい来る！！約束ね！」
ぴょんぴょんと跳ねながらはしゃぐラウールくんはやっぱり可愛くて。
目「あ、ラウールちょっと先出てて。」
と、ラウールくんを玄関の外に追い出し、ガチャンと鍵を閉めてしまった。
『っえ！？ちょ、何してんの！？』
蓮くんの突然の行動に思わず大きい声が出てしまった。
目「Aちゃんって隙が多すぎ。」
『っえ？』
ぐっと、詰められる距離。
目「しょっぴーにね、油断してたらAちゃんのこと貰っちゃいますよ。って言ってきたんだよね。」
ケラケラと面白そうに笑う蓮くん。
目「まあ、なんかあったらいつでも俺のこと頼ってよ。じゃあ、お邪魔しました。」
パタンと閉まる扉。
そこから動けなくて、呆然としていると背後から
リ「いやあ、油断ならないわ。目黒蓮。」
お手洗いから出てきたリナが壁に寄りかかりながら、にやにやとこっちを見ていた。
『……もしかして、聞いてた？』
リ「んーまあね、」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2008人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小豆(プロフ) - TikTokさん» ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきました…！ (2020年12月2日 4時) (
レス) id: 8cc00cb2b2 (このIDを非表示/違反報告)
TikTok - ページ２から名前変換できなくて小豆ちゃんは本当にいい子だと思うになっています。直していただけると幸いです (2020年12月2日 3時) (レス) id: 6febd5b71e (このIDを非表示/違反報告)
小豆(プロフ) - みるきーさん» 初めまして！コメントありがとうございます。 私もようやく二人に平和な日々が訪れて安心しています…！どうぞこれからもよろしくお願い致します。 (2020年11月22日 13時) (レス) id: 702e6b81f5 (このIDを非表示/違反報告)
みるきー(プロフ) - 完結おめでとうございます。2人にようやく平和？な日々が訪れて安心しました。番外編も楽しみにしています！ (2020年11月22日 3時) (レス) id: 3b9a27c99c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小豆 | 作成日時：2020年10月24日 4時
