Snow boys

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阿部side


イヤモニから聞こえてきた声に耳を澄ますと
ラウの衣装が汚れてるって連絡。

捌ける際にさっと見てみるとおしりの部分が赤く汚れちゃってる。



あれ、ラウってまだ来てなかったよな、初めてかな？



とりあえず持ってきていた俺のポーチと新しい着替えをもらって一緒にトイレに。



生理来たんじゃないかなってことを伝えるとポカーンとして何が何だかわかってない様子。



本当は1から説明してゆっくり休ませたいんだけど

生憎今はライブ中。


「焦らなくて大丈夫だから、これ、使い方分かるかな？」

ラウ「…ﾊｱｯ…わかん…ない」

なんて言うから一緒に入ってささっと付けてあげる。



焦ってるし顔を覗き込むと今にも涙が出てきそう。


「大丈夫だよラウ。お腹とか痛くない？」

ラウ「さっきは…いたかった、」


痛みあるのか…

とりあえずポーチに入ってた薬を飲ませてあげて俺も急いで着替えてステージに。



ライブ中みんなが心配そうな顔してたけどラウは一生懸命
普段通りに頑張ってる。


薬効いたのかな、顔色は戻ってる。


なんとかライブも終えられてみんなでラウの元に集まる。




「ラウにも来ちゃったみたい。突然でびっくりしたね」

俺がそう言うと


蓮「そっか、よく頑張ったな。
だからずっと眠かったんじゃない？」

康「情緒不安定やったのもそのせいなんかもなあ」

照「大丈夫だからな、みんな来てるし」

翔「とりあえず今日はゆっくり休め」



みんなで落ち着かせようと声をかける。

ラウ「こわ…かった…」

そう言われてあぁそうだよな、最初は戸惑うよなって。



またお腹痛くなってきちゃったみたいだしその日はみんなで
ゆっくり過ごした。



まだまだ慣れない事だらけだろうからちゃんと説明してあげると怖さも無くなってきたみたい。




大丈夫だよ。これからもみんなで助けてあげるからね。


そして、おめでとう。

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