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周央.
宮舘｢俺、史那のこと大好きだよ｣
周央｢...(泣)｣
宮舘｢俺の愛情足りてなかった？｣
周央｢(首を横に振る)｣
宮舘｢俺が、メンバーが、史那のことどれだけ大好きか分かってるでしょ？俺は何があっても史那の味方でいるし、メンバーみんなもそうだよ｣
周央｢......(俯いて涙を流す)｣
宮舘｢...だから、そんな悲しいこと言わないで｣
涙を流しながら、私の顔を覗き込んで言う涼太くん。
宮舘｢もし不安になったら、聞けばいいよ。その度に俺は大好きだよって言うから｣
周央｢......やっと涙引っ込みそうやったのに...(泣)｣
宮舘｢うん、好きなだけ泣きな｣
その言葉に甘えて、自分の気が済むまで泣き続けた。
ーーーーー
宮舘.
周央｢...ありがとう｣
俺に抱きついていた史那が、俺から離れて優しく微笑んだ。
最近よく見かけていた無理した笑顔じゃなくて、メンバーにしか見せないような笑顔。
宮舘｢...やっと笑ってくれた(微笑む)｣
周央｢(照れくさそうにはにかむ)｣
さっき泣きながら史那が言っていた。
最近人前に立つのが不安で怖い。
でも一番怖いのは、メンバーが離れていくことだって。
そんなことあるわけないのに...。と史那の頭をなでていたら、インターホンが鳴った。
葉山｢っ、ふみ！大丈夫だったか？怪我は！？｣
ドアを開けるなり、いきなり玄関に入ってきて史那を心配する葉山さん。
周央｢(リビングから歩いてきて)うん、大丈夫です｣
葉山｢(ほっとした表情でため息をつく)
...あっ、すみません。勝手に部屋の中入っちゃって｣
宮舘｢いいんですよ(笑)わざわざありがとうございます｣
葉山｢(着替えや薬が入ったカバンを渡して)マルはうちで預かるから心配しないで｣
周央｢えっ、いいんですか...？｣
葉山｢今までも遠征する時は預かってたでしょ。落ちつくまで宮舘くんに甘えさせてもらいなさい｣
周央｢...ありがとうございます(頭を下げる)｣
葉山｢宮舘くん｣
宮舘｢はい...｣
葉山｢......ふみを助けてくれて、本当にありがとう｣
何かあったらすぐに連絡して、と言い残して葉山さんは帰っていった。
周央｢...なんか、お腹空いてきちゃった｣
宮舘｢何食べたい？｣
周央｢ど、ドーナツ？｣
宮舘｢じゃあ買ってくるよ。待ってて(出かける準備を始める)｣
周央｢いや、私も...行く｣
宮舘｢...うん、買いに行こっか(微笑む)｣
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作者名：燦
| 作成日時：2021年11月29日 3時
