僕のマニュアル。《阿部

Story…33ーEndー ページ33

阿部
『俺は…Aのそばを離れたくないって

この数日間、ずっと思ってた。』




『亮平くん…っ』




阿部
『好きだよ、Aのこと。』




『…！！』




阿部
『だから…早く良くなって
Aが憧れてたデートもたくさんしよう？


カップルがすること、
今までできなかったことも俺としてくれる？』




『…うん、、』





阿部
『よし、いい子だ。笑』




”水持ってくるね”


そう言って立ち上がった彼の服の裾を思わず掴んだ。




阿部
『…っ』



『もう…いなくなったりしない…？』



阿部
『…しない、絶対。』



『…でも、まだそばにいて…欲しい…です。』




甘えることが苦手な私の

精一杯の言葉。




阿部
『ふふ…わかった。近くにいる。』




…いざ彼が再びそばに来たら来たで

そのカッコ可愛さ？？にやられて
意識しすぎて目をそらす。



阿部
『あれ〜？なんで俺の方見てくれないの？？』



『…好きすぎて辛い。』



阿部
『…A、お願いだからこっち向いて。』





…頑張って顔を上げた。





阿部
『…俺も好きすぎて辛い。

…もっと触れたいし、ギュってしたいの。

だから…』





”…良くなったら、覚悟してて。

なーんてね？(ﾆｺｯ”






ーーーーーーーーーーーーーEnd

○作者より→←Story…32

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す