Story…22 ページ22
『声が…聞こえてましたので』
松村
『…彼女にきめてもらえばいい』
目黒
『北斗…!』
お兄さんが私の前に立つ。
松村
『君にお願いしたいことがある。』
『私に?』
松村
『今度、大きな食事会があるんだ。
そこで…接待も兼ねたお手伝いの女性が足りてなくて。
お願いできないかな?
接待といってもそんないかがわしいことはない。』
想像してみるけれど
私にできるんだろうか。
『…それは目黒さんも行くんですか?』
松村
『…蓮次第ってとこかな。』
目黒
『…A断っていい。』
『でも、』
松村
『明日までに決めてくれる?』
『わかりました…』
ガチャッ
バタンッ
二人きりになって視線のやり場にも困ってしまう。
『あの…』
目黒
『…なんで嫌だって強く言わねぇの』
『目黒くん…?』
目黒
『嫌じゃないの?知らない人たちに囲まれて
ご機嫌取りしなきゃいけないのに。』
らしくもなく彼はどこか焦ってるようで。
目黒
『…俺は嫌だ。
Aをそんな場所に連れて行くなんて。
…正気じゃいられないんだよ』
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杣クリーム(プロフ) - なぎさん» 出逢って読んでくださり、ありがとうございます😳🖤 (2022年1月18日 19時) (レス) id: fb55cfc90e (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - こんばんは!今回のお話しもとても面白かったです。特にめめが主人公を助ける初めのシーンは本物のめめの様に男らしくて、その場面が簡単に想像出来て読んでいて楽しかったです。今回も素敵なお話しを書いて下さり、ありがとうございました。 (2022年1月18日 18時) (レス) @page35 id: e44ab1c4b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杣クリーム | 作成日時:2020年12月7日 0時