Story…18 ページ18
火照る自分を誤魔化しながらキッチンへ。
『失礼します…』
この時の私は
誰かに必要とされる、頼ってもらえる喜びを感じていた。
ずっと誰かの足を引っ張ってるようで
生きてることに意味なんて見つけられなかった。
『これと…それから…』
…少しでいい。
ほんの少しの間だけでも彼のそばにいたいなんて思ったら
…バチが当たるのかな。
ーーーーーーーーーーー
ー目黒 Side
目黒
『…はぁ』
こんなにしんどいのは久々で。
目黒
『…そばにいてくれるのはAだけか』
家族ってなんだろう。
苦しんでる子供より大事なことってなんだろう。
(回想)
母
『やっぱり私は残った方が…』
父
『家政婦に任せておきなさい。
あいつは弱くない。』
母
『…ごめんね?頑張れるね?』
目黒
『…うん。…俺、強いから。』
(今)
目黒
『強くなんかねぇし…』
コンコンッ
『入ります』
目黒
『…ん、美味そうな匂いする』
『たまご粥を…。
お口に合うかはわからないんですけど』
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杣クリーム(プロフ) - なぎさん» 出逢って読んでくださり、ありがとうございます😳🖤 (2022年1月18日 19時) (レス) id: fb55cfc90e (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - こんばんは!今回のお話しもとても面白かったです。特にめめが主人公を助ける初めのシーンは本物のめめの様に男らしくて、その場面が簡単に想像出来て読んでいて楽しかったです。今回も素敵なお話しを書いて下さり、ありがとうございました。 (2022年1月18日 18時) (レス) @page35 id: e44ab1c4b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杣クリーム | 作成日時:2020年12月7日 0時