Story…16 ページ16
目黒
『…だってAがいつまでいてくれるかも
わからないじゃん?』
『…っ』
目黒
『そばにいてくれたら…俺は嬉しいよ?』
その言葉はずるい。
私が貴方から離れられなくなってしまうような言葉。
目黒
『それでもAの人生に変わりはないから
Aが選んでいくんだよ、未来は』
頼もしいはずのその背が
話を聞いてからますます寂しそうに見えてしまえば
私なんかで力になれるなら…
そう思った夜だった。
ーーーーーーーーーーーー
ー数日後
私が起きて部屋を出ようとした時
すぐそばから話し声が聞こえ
ドアを開ける手をそっと離す。
父
『蓮が熱を?』
母
『ええ…。運悪く家政婦たちも出払ってて
執事の岩本は今日私についてもらわなきゃいけないの…
困ったわね…。』
父
『北斗はどうした』
母
『…仕事があるって出て行ったの』
父
『ったく…誰か世話ができる人間は…』
ガチャッ
バタンッ
『あの…っ』
母
『あら…あなたはAさん?』
『目黒くんの看病させてください。
お世話になってるお礼を。』
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杣クリーム(プロフ) - なぎさん» 出逢って読んでくださり、ありがとうございます😳🖤 (2022年1月18日 19時) (レス) id: fb55cfc90e (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - こんばんは!今回のお話しもとても面白かったです。特にめめが主人公を助ける初めのシーンは本物のめめの様に男らしくて、その場面が簡単に想像出来て読んでいて楽しかったです。今回も素敵なお話しを書いて下さり、ありがとうございました。 (2022年1月18日 18時) (レス) @page35 id: e44ab1c4b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杣クリーム | 作成日時:2020年12月7日 0時