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Story…14 ページ14

『…家族のことも?』


目黒
『うん。いいよ。』




彼が良いと言ってくれているんだから

勇気を出して気になることを口にした。




『…その…家族とはうまくいってないんですか』



目黒
『…俺がまだ小学生の時、母親が亡くなった。病気で。』


『そうだったんですね…』




目黒
『しばらくして…父親が知らない女の人と、子供を連れてきた。
その子供は俺より年上でこの家に来た時から
俺をよく思わないのはすぐにわかった。』






(回想)


目黒
『…あのさ』


松村
『…なんだよ』



目黒
『…俺のこと、嫌いなんだね』


松村
『…ああ。


…だいっきらいだ』






(今)


『どうしてそこまで…』


目黒
『正直、俺も兄さんのことは嫌いだよ。
…でも、少し気持ちは分かる気もする。』



『え?』




目黒
『…だって向こうも突然知らない家に連れて来られて
知らないガキがいて。

自分だけの母親じゃなくなったんだから。

俺はそれが分かるから無駄に絡むようなこともしない。
俺らは一生交わらねぇってこと。』

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杣クリーム(プロフ) - なぎさん» 出逢って読んでくださり、ありがとうございます😳🖤 (2022年1月18日 19時) (レス) id: fb55cfc90e (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - こんばんは!今回のお話しもとても面白かったです。特にめめが主人公を助ける初めのシーンは本物のめめの様に男らしくて、その場面が簡単に想像出来て読んでいて楽しかったです。今回も素敵なお話しを書いて下さり、ありがとうございました。 (2022年1月18日 18時) (レス) @page35 id: e44ab1c4b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杣クリーム | 作成日時:2020年12月7日 0時

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