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竜生の飲むペースは早くて、気づいたらテーブルに突っ伏してる。
「竜生、帰ろう？」
「ん〜……」
お会計を済ませて竜生に声を掛ければ、かろうじて目は開くけど眠たそうな瞳が揺れてる
呼んでいたタクシーに乗り込んで、竜生に住所を伝えさせれば走り出すタクシー。
車内は静まり返っていて、竜生は私の肩に凭れて眠ってる。
誰と飲みに行っても毎回これ？自分でセーブくらいしてほしい。そういうとこがまだまだ子供だよって言ってやりたいけど、今言っても届かない。
タクシーはあるアパートで止まって、お金を払って私も一緒に降りる。
本当は竜生だけ下ろすつもりだったけど、あまりにも足取りが危なくて。部屋まで送ることにした
「部屋番号いくつ？」
「にーまるごー」
フラフラしてる竜生を支えるのも中々疲れる…体格差を考えて欲しい
部屋までつけば、何も言わずにカバンをごそごそして鍵を開ける竜生
玄関まで送り届けたのであとはもう知らない！と、帰ろうとしたら「まって」と手を掴まれてそのまま一緒に玄関に倒れ込んでしまう
「いっ、た」
竜生の上に覆い被さってしまって、慌てて離れようとしたら腰に回された腕が強く引き寄せられる
「ダメだよ、そう簡単に男の家に入っちゃ」
「ダメって…！竜生が…！、んっ」
あなたに連れ込まれたんです！なんて文句も言えないまま重なる唇。離れてはすぐにくっつき、次第にアルコール混じりの唾液が混ざり合う
苦しくて胸板を叩けばやっと離れるから、大きく息を吸い込む
そんな姿にニヤリと笑う竜生は余裕そうだ
「Aちゃん、ここはホテルより危険だよ」
「え…？」
いつの間にか竜生が襲い被さるような形になっていた
背中には冷たい床、ここが玄関だと気付かされる
「どうする？する？」
何も答えられない。何が正解？
頭の中で必死に言葉を見つけるけどどれも違くて。
そんな私に竜生は呆れたのか、諦めたのか、分からいけど。
「嘘だよ」そう言って私の上からどいて、手を引かれて起き上がった。
「もう帰りな？このままここにいたら何するか分からないから」
財布から2万出して渡してくる竜生
飲み代にしては多すぎる金額に受け取れないでいると、「タクシー代も」と無理やり手に握らされる
それでもその場を動けないでいる私をまるで追い払うかのように、背中を押されて無理やり外に放り出された
「気をつけてね」
そう言って閉まった扉
しばらくその扉を見つめることしかできなかった
続く (更新停止中)
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竜田(プロフ) - 5152015さん» 5152015様！今作も足を運んでくだりありがとうございますTT♡年下深田くんやっぱりツボでついつい…！今作も楽しんで頂けますと幸いです！ (2022年10月25日 19時) (
レス) @page11 id: 91bb1041eb (このIDを非表示/違反報告)
5152015(プロフ) - 竜田さんの新作！！めちゃくちゃ嬉しいです♡そしてまたこちらもオトナ忍者担のツボに来るお話……！！更新楽しみにしてます(^^) (2022年10月24日 14時) (レス) @page8 id: 52e9722f90 (このIDを非表示/違反報告)
竜田(プロフ) - ちょるさん» ちょる様！前作に続き今作もお立ち寄りくださりありがとうございます♡全然下書き出来てないのですが、出しちゃいました！また違った深田くんをお楽しみ頂けたら嬉しいです^^* (2022年10月22日 22時) (レス) id: 91bb1041eb (このIDを非表示/違反報告)
ちょる(プロフ) - さっそく第二弾ありがとうございます！竜田さんのお話待ってました！こんなに早く第2弾が読めるなんて幸せです🥹 またこのお話を楽しみに仕事頑張ります🫶🏻🧡 (2022年10月21日 23時) (レス) @page3 id: 5829697164 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜田 | 作成日時：2022年10月21日 23時
