愛で満たして

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向井 side




またベッドに横になって




今度は後ろにふっかさんの綺麗な指が入る




やっぱり緊張してきついみたいやし




正直苦しい




「 力抜ける？ゆっくり息して？」




声をかけられた通りに何回か深呼吸をすれば




上手って褒めてくれる




何とか一本目の指が動けるようになった時




ある所を掠めた指に身体が異常に反応してしまう




「 んぅ 、あ … ぅ あかん 、そこ 」




なのにふっかさんは嬉しそうに笑って




何だか納得した表情をして何度もそこを擦る




「 ほんとにきもちいんだね？前立腺って 」




他人事みたいに言ってるけどホンマにあかんって




気付けば指は二本 三本と増えていて




俺の口からは甲高い嬌声が出るだけ




「 あ！ゃ … ひぅ 、も … ちょおだい 」




限界も近いしこれ以上いったら




ふっかさんと一つになる前に多分意識が飛ぶ




「 ゴム 備え付けのしかないけど 」




ベッドサイドに手を伸ばすからその手を握る





「 も 、いらんから …
そんなのええからはよして？」




さっきまで優しかった目は




獲物を見つけた狼みたいに変わって




スイッチ入れてしまったことに気付いたけどもう遅い




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