愛で満たして

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目黒 side




いつもよりふわふわする頭の中




この先の期待も相まって心臓はいつもより早く動く




「 涼太くん 、今日同じシャンプーと
ボデイーソープ 使ってもいい？」




いつもはお互いに好きなのを使っているけど




少しわがまま言ってみる




微笑んだと思ったら徐に自分のシャンプーを出して




俺の頭を洗ってくれた




嬉しくて 裸のまま抱き着いて涼太くんを見上げる




俺はシャワーチェアに座ってて




涼太くんは立ってるから




自然と上目遣いになってたみたいで




「 … もう 、あんまり煽らないでってば 」




顎を持って深く口付けされた




名残惜しそうに唇が離れていって




身体も洗ってもらう




「 涼太くんの匂いがする … 嬉しい 」




ふと自分の身体を見ると




この前付けてもらった




たくさんの愛の証が消えかけている




寂しくなってそこを手で撫でていたら




「 また後で上書きしようね 」




鎖骨の下にあるひとつに強く吸い付いた




真っ赤に染まった跡にまた嬉しさが込み上げる




同じところに涼太くんも薄くなった跡があるから




そこに俺も口付けをした




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