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その頃には顔を合わせることもうつになっていて
スケジュール帳に目を通すふりしたりして
上手いこと視線を交わさずに接してきた
その日も、そのつもりだった
『お疲れ様で……、って、何してるんですか？』
重い楽屋のドアを開けた先には
見たことの無い光景が広がっていた
全員がわたしに向かって頭を下げてたんだ
「「………すみませんでした！！」」
『……え？』
あまりに突然すぎて固まってしまう
宮「俺らのために、いろんな人に頭下げてくれてたんですよね？」
阿「なのに俺たち、里崎さんに心無い態度取ったり、口悪くしたりして」
渡「女だからって、どこかで見下してて。里崎さんの気持ちなんか考えてなかった」
佐「ふっかから、里崎さんが頭下げてくれてたって聞いて。ありがたさがようやくわかったっていうか……」
岩「俺らが仕事出来るのって、里崎さんや事務所の人達のおかげだって忘れてました」
深「これからはちゃんと、タレントとマネージャーとして、里崎さんと一緒に頑張っていきたいんです」
よろしくお願いします！と
勢いよくまた頭を下げる彼らに驚きながら
我慢していた涙が、自然に どっ と溢れ出してきた
深「えっ、ちょ、泣かないで！！！」
岩「まってまたなにか傷つけること言った！？」
駆け寄ってくる彼らにもっと涙は止まらなくなって
もうどうにでもなれと泣きじゃくった
『違うんです…っ。みなさんの言葉が嬉しくて仕方ないんですっ！！わたし、みなさんの担当になれてよかった……！！』
延々と泣いてるわたしを
６人は泣き止むまで宥めてくれていて
岩「いやAちゃん泣きすぎでしょ(笑)」
阿「お前下の名前で呼ぶの早すぎだろ！」
渡「これから呼ぶからいいじゃん、なあ？」
宮「はは、それもまあそうだね」
佐「Aちゃん、改めてよろしく！！」
深「これから末永くよろしくお願いします！」
その時に初めて自分に向けられた笑顔と
" ６人とAでデビュー掴もう "
っていう７人で交わした約束は、
いまでもずっと、わたしの宝物だ
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chocochan114(プロフ) - とっても大好きな作品でした。ぜひ続編を書いていただければと思います。 (2019年9月13日 23時) (
レス) id: 3ff47050e1 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - とってもキュンキュンしました！ぜひ続編を書いてほしいです！ (2019年9月12日 22時) (レス) id: 0920edeea2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうきんぐ☆(プロフ) - とっても面白い作品でした！！SnowHouse大好きなのでぜひ続編お願いしたいです！！ (2019年9月12日 20時) (レス) id: 1dbd86bd34 (このIDを非表示/違反報告)
maru05032(プロフ) - もう毎日更新されてないかワクワクして待ってました！！すっごく面白かったです！！新作がひーくんってことなのでそれもめちゃくちゃ楽しみにしてます！！！ (2019年9月12日 20時) (レス) id: 5ecd009b2a (このIDを非表示/違反報告)
京北わか(プロフ) - 完結おめでとうございます！！とてもおもしろかったです！これからも頑張ってください！ (2019年9月12日 17時) (レス) id: 4e915e623c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さく
| 作成日時：2019年8月18日 21時
