深澤さんは○○です。

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阿部くんとも仕事の話をたくさんして

彼には彼なりの悩みがあることも知った









『阿部くん、絶対に１人で抱え込まないでね』

阿「うん、ありがと」

『阿部くんと佐久間さんはすぐ無理するからね』

阿「あはは(笑) 完全にバレてるわ」

『マネージャーなめないでくださーい』









そうこうしてる間に深澤さんの家に着いて

後部座席にいる彼を起こそうとシートベルトを外す









阿「っあ、Aちゃん、あともういっこ悩み聞いて」

『ん？なあに？』

阿「…俺、このままAちゃんといたい」

『………へ？』

阿「ふっか、送り届けたら。この後のAちゃんの時間俺にちょうだい？」









待って、何この状況

軽くパニックなんですけど









阿「俺、Aちゃんのこと____」









そう言った阿部くんの顔が近づいてくる







え、


え、



どうしよ ______









深「あーい、そこまで」

阿「わ、ふっか起きたの？」

深「わりーな阿部ちゃん。いくら阿部ちゃんでもAだけは無理だわ」

『…っえ、』









突然割り込んできたかと思えば

そんなことを言い出す深澤さん









深「てことで、阿部ちゃんは俺と飲み直し。こいつと２人きりになんてさせないから」

阿「は？おい、ふっか！」

深「Aじゃあね〜、お疲れ様」

『は、お、お疲れ様でした…』









深澤さんは相当酔っていたのだろうか








" Aだけは無理だわ "









帰りの信号待ちでその言葉を思い出してモヤモヤしたのを

きっと、深澤さんは知らない

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