＃３０ ページ30
side 翔太
抱きしめたAの身体は冷え切ってて
恐怖からだろうな
めちゃくちゃ震えてた
この様子だとたぶんさっきのやつも見てたろ
『翔太…、翔太…っ』
渡「…ごめん。怖かったな」
優しく彼女の背中に手を回して
片手で頭を撫でる
すると落ち着いてきたのか、震えが収まった
渡「ちょっと待ってろ」
最近照とハマってるホットココア
２人分注いでまた部屋に戻る
少しだけど、Aに笑顔が戻った
『翔太、ありがと』
渡「ん」
急に恥ずかしくなって、俺も少し口にする
渡「…あと他に俺が出来ることは？」
と、彼女に問いかけると
予想外の答えが返ってきた
『……てほし、』
渡「ん？」
『上書き、してほしい』
渡「……上書き？」
首元にはまだ痛々しい痕が残ってる
Aはそれを指さして、泣きながら俺に言った
『身体が気持ち悪いの。あの日、無理やりされた感触が戻ってきて、触られてる感じがするの』
渡「……っ」
『こんなの都合いいって分かってる。…でも、』
Aの腕が背中に回って、耳元で囁かれる
『…ここのみんなになら、何されてもいいの』
渡「……A、」
『お願い、翔太…』
"あいつの上書き、して"
ほんとはこんなのダメだって分かってる
けど、気づいた時にはAは俺の下にいて
渡「……後悔、しねえ？」
『……うん』
Aが目を閉じたのを合図に
できるだけ優しく、Aにキスをした
そこからだんだん深いのに変えていく
『……っ、しょ、た…っ』
渡「……俺が上書きしてやる」
肩に置かれた手を掴んで恋人繋ぎにして
そこにあいつの事じゃなく
俺でいっぱいになるようにと願いを込めた
できる限り優しく
でも時に激しく
俺は目の前のAを求めた
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結奏(プロフ) - 続編楽しみにしてます！！ (2019年5月7日 13時) (
レス) id: 0352446aed (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - とても素敵なお話ですね。更新頑張ってください (2019年4月4日 16時) (レス) id: e12a29f17e (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - こんばんは！！更新有難うございます♪ (2019年3月10日 1時) (レス) id: 642c74e836 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - 初めまして(°▽°)SnowManのお話を探していてこのお話を見つけました(^^)私このお話好きで続きが気になります(´・ω・`)続き待ってます！！ (2019年3月9日 15時) (レス) id: 642c74e836 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さく
| 作成日時：2019年2月26日 11時
