SnowHouse

＃１４ ページ14

３日後




『ひーくん、いい加減起きませんか』

岩「……」

『ひーぃーくーん』

岩「……」

『はあ、もう知らな…っ』





安定に布団の中に引きずり込まれる

このパターンにはもう慣れた





岩「あと５…」

『ダメです。起きましょう』

岩「…けち」

『ほんとに、遅刻しちゃうから』






ホールドする腕の力は強くなるばかり

わたしこれから翔太も起こさないとなんですけど






『ひーくん、わたしこのあとしょ、』

岩「翔太は俺が起こすから、もうちょっとだけ」

『んー……』

岩「Aのこと独り占め出来んの朝だけだから。……だから、もうちょい」

『……３０秒ね』





そう言ってひーくんは

満足そうに笑って足を絡めてくるんだ






・





宮「翔太なんでぶすくれてんの？」

渡「Aかと思って目開けたら照だった」

阿「それはドンマイだわ」

佐「目開けて照いたらめっちゃ怖いわ〜」

深「命の危機を感じるね」



岩「お前ら言いたい放題だな」

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