일상

アユクデ（🐰side） ページ47

花冠を付けて並んでいるのにAが全然来ない。


スタッフさんに確認した方がいいかな

とか考えたりもして

出入り口を少し覗き込んでみる。





「お待たせしました！」





走ってきたのは馬…


じゃなくてケンタウロスのコスプレをした茶色いA。





IN「Aヒョン！？」



LK「お前なんで馬なの！？！？」


「だってミニョクヒョンが
アーチェリーはコスプレするって言うから」






お前それ騙されたんだよバカめ。



ほら。周りの人達も

『え？スキズの日本人てそういうカンジ？』

ってな目で見てるじゃん。






LK「衣装はどうしたんだよ」


「ウングァニヒョンが貸してくれました！
てかどうしてリノヒョンはコスプレしてないの」


LK「コスプレするルールなんてないし」


「ミニョクヒョン俺を騙したの！？
そんなバナナ！！！！」


IN「Aヒョン、パボだね〜」





勝手に騙されてコスプレしてきたのに

スタッフさんもAを止めなかったんだ？


いや…あえて誰も何も言わなかったのか…？





『A選手のアーチェリーです。
何故ケンタウロスなのでしょうかダヒョン氏？』



ﾀﾞﾋｮﾝ「ウチの後輩ですが…何故かは私も…笑」



『チーム加入後初めてのアユクデ。
A選手の腕前はどうでしょうか？』




SM「A頑張れー！」


BC「Aㅋㅋㅋㅋ
ケンタㅋㅋウロㅋㅋㅋスㅋㅋㅋ」


HJ「ほらほら！
ウケてないで応援してチャニヒョン！」


CB「いけー！Aー！」


FL「頑張ってAー！」





矢を射る目線は真っ直ぐで

馬の下半身がやけにリアルだから

ファンタジーの絵本から出てきたみたい。



ストン、と音を立てて刺さった矢は

真ん中の黒い点に命中してる。



『見事！
真ん中に命中しています！！』




結局Aが放った矢は全部同じ所に刺さった。


その後のリレーでも

Aはケンタウロスを脱ぐのが面倒だとか

意味不明な事を言って走ったから

競馬場みたいになっていた。




『A選手！脚力がまさに馬並み！
はやい、はやいです！』


「パカパカパカパカ」


『パカパカ言いながら走っています！
大会新記録ー！！』



「いえーい」




Aの身体能力が無駄に高すぎる事と

アホな事が世間にバレてしまった。


ま、ステイも喜んでたし。




「くっそー。頑張ってコスプレしたのにぃ。
ミニョクヒョンに騙されちゃったよ！」





良かったの…かな？

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